・水が全然飲めない。
・1日どのくらい飲むのが正解?
・飲みすぎるとむくみそう。
こんなお悩みや疑問を解消します!
わたしはエステティシャン歴12年です。
その経験をもとに解説しますね。
わたしは毎回お客様に「1日に飲んでいる水の量」を確認しています。水はわたし達の美容だけでなく健康にとっても必要不可欠。
この「水をたくさん飲む効果とは?あなたの水の飲み方と必要量がわかります」という記事を読むと、水の美容効果がわかり、水を飲む習慣が身につきやすくなりますよ。
なぜならエステサロンのお客様で水が苦手だった人飲めるようになったり、水を飲む意識が上がっているからです。
記事前半では「水をたくさん飲むことの効果」について、後半では「正しい水の飲み方と量」を解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
どうして水を飲まないといけないの?
それは私たちの体が「水」でできているからです。臓器、筋肉、骨、脳まで全部。その量は約60%と言われています。
つまり、私たちが生きるために絶対に水は必要。
厚生労働省も水分補給の重要性を訴えていますよ。
引用:厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動より
美容面での水の役割は?
水は美容面においても、とても大事な役割があるんですよ。
- 酸素や栄養素をからだに運ぶ
- 体内の老廃物をだす
- 体温調節をする
水の働きがあって、わたし達の体に美容効果をもたらしてくれています。つぎに水を飲んで得られる美容効果を紹介していきますね。
水をたくさん飲むことで得られる美容効果
水をたくさん飲むことで得られる美容効果をここでは5つ紹介したいと思います。水の美容効果を知れば、「毎日水飲むぞー!」って意識があがりますよ。
- むくみの改善
- 便秘の改善
- ダイエット効果UP
- 美肌効果
- 冷えの改善
では1つずつ解説していきますね。
むくみの改善
水をたくさん飲むとむくみの改善につながります。なぜなら水分を摂ることで、血液の流れがよくなって、むくみにくくなるから。
川で例えるなら、水がいつもきれいな「流れがいい川」とヘドロが多くて汚い「よどんでいる川」。この状態が体の中でおこっているとしたら、どっちがいいですか?当然前者ですよね。
水をたくさん飲むとむくむと思う人もいるようですが、病気でないかぎりそんなことはありません。むしろ多くの人が水分が足りていない状態なので、逆に水分を溜め込もうとしてむくんでしまうんですよ。
実際に水を全然飲んでなかったお客様が、1日1.5リットル以上の水を飲むようになって、足のむくみが減ってきたという例もあります。
便秘の改善
体の水分が少ないと便秘の原因に。理由は便はある程度の水分がないと、うまく腸内を動けないからです。水分が少ない便は硬くなってしまい、ふんばってもなかなか動いてくれません。
水分をしっかり摂ることで、腸も動きやすくなるし、便が柔らかくなって排泄しやすくなるんですよね。
ダイエット効果UP
水を飲むことで、ダイエット効果UPが期待できるんです。
- 食事30分前に飲むことで、食べすぎを防げる
- 間の空腹感を紛らわせられる
- ジュースなどを減らすことで、摂取カロリーが減る
- 血流がよくなって、運動やマッサージ効果が上がる
痩せたい人にとって水は、ダイエット効果を上げてくれるアイテムになるばず。
美肌効果
水をたくさん飲むと、肌もキレイになりなすよ。
美肌になるためは肌のターンオーバーが必要ですが、それには酸素や栄養素が使われます。代謝が行われると老廃物がでるので、それを体の外に出す必要もあります。これをスムーズにしてくれるのが水なんですね。
「代謝する→出す」という機能がうまく働くかどうかで、肌状態は大きく変わりますよ。
冷えの改善
水を飲むことは冷えの改善にもおすすめ。体の水分が少ないと体は冷えやすくなります。
なぜならわたしたち体は、暑いときには汗を出して体を冷やしたり、寒いときは体を冷やさないように水分を保持したり、常に体温調節をために水分を使ってるからなんですね。
冷えるからといって水分をほとんど摂らない人は、体を温めるために逆に水分を摂る必要があったりするんです。
たくさんの水を摂るって言うけど、どのくらい?
結論としては「最低1.5L」です。一般的に1日約2.5Lの水分量が必要といわれますが、必要量は年齢や体重で変わってくるんですね。
また水分は、飲むもの以外に食事や体の中で作られる水もあり、だいたいその量が1日約1.3Lくらいあります。
これをふまえて計算方法をまとめてみました。※ml計算です。
【年齢別必要量】
★30歳未満 :40ml ★30~55歳 :35ml ★56歳以上 :30ml
① 1日に必要な水分量(ml)= 体重×年齢別必要量
② 1日に必要な飲水量= ①−1300
では、28歳と45歳で55kgの場合で計算してみましょう。
●28歳55kgの場合⇒ ①55×40=2200 ② 2200−1300=900ml ( 0.9L)
●45歳55kgの場合⇒ ①55×35=1925 ②1925−1300=625ml (0.625L)
最低限の水の量がわかりましたね。でも実はこれだと少なすぎなんですよ。理由としては、個人の食事量や運動量、気温などの条件で必要量が変わってくるからです。
それを考慮すると、水は多めに摂ったほうがいいので、計算で出た数値+600mlが最低必要量になる思います。プラスコップ3杯分くらいですね。
水は多少なら飲みすぎても大丈夫!1日に1.5Lは飲もう。
水分が足りてるかわからないとき
簡単な方法だと「おしっこの色をみる」こと。
例えば、朝一のおしっこって、わりと濃い色をしてませんか?これは、寝ている間に体内の水分が減ってるから。
薄い黄色、淡い黄色くらいがベスト。毎回トイレのときにチェックしてみるといいですね。
ちなみに体の脱水がおこるとどうなるのか、2004年のWHOのレポートによると、
- 1%脱水→のどがかわく
- 2%脱水→口の中が乾燥
- 3%脱水→作業能力低下
- 5%脱水→集中力できない、頭痛、不眠
水が少し不足するだけで、こんなにもわたしたちの体に影響するんですね。何となく不調があるときは、普段の水分量も見直してみるといいかもしれませんね。
美容に効果的な水の飲み方
「水が大事ってことね!じゃあ、飲む!ゴクゴク…」
「はい、ストップ!」
水はただ飲めばいいってものじゃないんです。正しい飲み方があるんですよ。「のどが渇いたら、500mlペットボトル1本一気飲み!」っていうお客様もたまにいます。
- のどが渇いてなくても飲む
- コップ1杯の量をこまめに飲む
- 白湯や常温で飲む
のどが渇いてなくても飲む
水はのどが渇いていなくても飲むのがポイント。のどが渇いたと感じるのは、体の水分が足りないという合図。「1%脱水→のどがかわく」でしたね。
水分が足りないと、体内の代謝スピードが落ちてしまいます。キレイな肌、痩せやすい体には代謝がいいことが条件ですよ。
コップ1杯の量をこまめに飲む
どうしてコップ1杯なのかというと、いちどに体に吸収できる水の量は、だいたいコップ1杯(200ml)くらいだからです。それ以上飲んでも体に取り込まれず出ていくだけ。
なので、1日1.5Lを達成するために一気飲みしても効果がないんですよ。
常温や白湯で飲む
白湯や常温で飲む理由は、体を冷やさないため。冷えは美容の最大の敵とも言えますからね。
例えば夏にはつい冷たい飲み物を飲みたくなりますが、内臓を冷やすので体も冷えてしまい、体調を崩しやすくなります。
なので、「常温の水」または「白湯」を飲むのがいいんですね。とくに体温が下がりやすい朝と寝る前は、白湯がおすすめです。
よくある質問Q&A
水分摂取のことでお客様からよく聞かれることをQ&Aでまとめてみました。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
水分はお茶やコーヒーじゃだめなの?
水以外の飲み物は、いったん内蔵で分解が必要なので
体にすばやく吸収される水のほうがいいですね。
水を飲んだらどのくらいで効果がでますか?
うーん、人によりますね。
だいたい1〜2ヶ月はかかるかも。
早い人で1週間で便通がよくなってきたっていう人はいましたよ。
水道水でもいいの?
入力
個人的にはいいと思います。
日本の水は安全基準を満たしてるっていうし。
でも匂いとか気になるならミネラルウォーターがいいと思います。
硬水と軟水どっちがいいですか?
日本は軟水だから軟水がおすすめ。
硬水は合わない人もいるし。飲みやすさが大事ですね。
水を飲めば今よりもっとキレイになれる!
水は美容にとっても体にとっても必要なものなんですね。あらためて普段飲んでいる水の量や飲み方をぜひ見直してみてください。
最後にもう一度、水を飲むことで得られる美容効果のおさらいです。
- むくみの改善
- 便秘の改善
- ダイエット効果UP
- 美肌効果
- 冷えの改善
水が苦手で飲めない人は、「朝起きて1杯」「お風呂上りに1杯」から始めてみてください。続けるうちに飲めるようになって、肌や体にも少しずつ変化がでてくると思います。
慣れるまでがちょっと大変かもしれませんが、これでキレイになれるならやる価値有りです。水を飲んで、健康美人をめざしましょう!
では、また。