・シワ用美容液・シミ用美容液・アイクリーム、パックも使ってるのに全然効果を感じない。
・スキンケアをあまりしてない友達のほうが肌がキレイ。なんで??
こんなお悩みを解決します。
わたしはエステティシャン歴13年。
5000人以上の肌悩み相談を受けてきました。
スキンケアをめちゃくちゃ頑張ってるのに「全然効果を感じない…。」って悲しいですよね。頑張っているのに効果を感じないのは、スキンケアのやりすぎが原因かも。
今回の記事「スキンケアはやりすぎよりもズボラぐらいがちょうどいい理由【必要なことはたった3つ】」を読むと、スキンケアでなかなか結果がでない理由がわかり、本当に自分に必要なケアがわかるようになりますよ。
なぜなら、わたし自身お客様に不要なケアをやめてもらうことで、肌改善をしているからです。
記事前半では「スキンケアはやりすぎよりもズボラぐらいがちょうどいい理由」を、後半では「スキンケアに必要な3つのこと」をご紹介していきます。
スキンケアはやりすぎよりもズボラぐらいがちょうどいい理由
エステサロンには「スキンケアはこだわっていろいろ使ってます!」タイプのお客様と「ズボラなんでとくにこだわってないです」タイプのお客様がいます。
とうぜん前者のほうが肌がキレイなイメージがあると思うんですが、実は違うんですね。
わりとこだわりがない人のほうが肌がキレイだったりするんです。とはいえ、基本的なやり方ができている人ですけど。
それを踏まえて、スキンケアはやりすぎよりもズボラなほうがちょうどいい理由を3つ解説していきますね。
理由1:肌への摩擦の違い
まず理由の1つとしては、スキンケアをするときどれだけ肌に触っているかに違いがあること。
どういうことかというと、「スキンケアをたくさんする=肌への摩擦の回数が増える」。つまり、肌を触りすぎてダメージを与えてしまってないかどうか。
例えば、化粧品を2アイテム使う人と5アイテム使う人の場合、使う数が多いほうが肌を触る回数が増えるので、かなり摩擦に気をつけないと肌にダメージを与えてしまうことに。
逆にズボラタイプは、サッと終わらせる人が多いのかと。
なので、スキンケアでの「触りすぎ」で肌状態が変わってくるんですね。
理由2:肌の洗い方の違い
2つ目の理由が、肌をどうやって洗っているかということ。
スキンケアにこだわると「洗いすぎる」の傾向にあります。
丁寧に洗おうと思って時間をかけたり、マッサージまでしてませんか?洗顔ブラシで丁寧に洗ってるお客様もいたので、やめてもらったこともありますよ。
やりすぎ洗顔 → 肌が乾燥 → シワやたるみなどのトラブル
だいたいこのパターンが多いです。
手早く洗う人のほうが意外とトラブルも少ないし、朝もぬるま湯だけって人もいますね。まぁ、肌状態しだいではありますが。
とにかく「肌はキレイに洗わなきゃ!」と思い込んでいる人は要注意ですよ。
理由3:保湿にこだわりすぎてないかの違い
3つ目の理由が、保湿にこだわりすぎてないかの違い。
「スキンケアって保湿が大事!」って言いますよね。それは正解なんですが、やりすぎ保湿は肌に負担をかけるんです。
例えば、夏でも乾燥するからといって、冬と同じように乳液とクリーム・美容オイルを全部使っていたら、過剰な油分で毛穴がつまって吹き出物が出やすくなります。
わたしも試してみたんですが、鼻の上とあごに吹き出物がでました。
基本は化粧水と乳液だけで、季節によってさっぱりタイプかしっとりタイプか切り替えるくらいのほうが、ちょういど良かったりするのかも。
そういうわけで、肌は季節や体調によって状態が変わるので、いつもがっつり保湿すればいいってものではないので、肌に合わせた柔軟なケアをしましょう。
スキンケアでついやりすぎてしまう行動5つ
スキンケアのやりすぎは肌への負担になる理由がわかったところで、今度は具体的にどういう行動がやりすぎなのかを紹介していきます。
あなたの普段のスキンケアと照らし合わせてみてくださいね。
- クレンジングや洗顔に時間をかける
- 角質ケアを頻ぱんにする
- 化粧品をたくさんつける
- パックの時間が長い
- 美容グッズの使いすぎ
1つずつ説明していきますね。
クレンジングや洗顔に時間をかける
顔の汚れをキレイに落とそうと思って、「洗浄力の強いクレンジングや洗顔料でじっくり洗う」「ゴシゴシ洗う」人は要注意です。
これは肌のバリア機能を下げるんですね。
例えば、洗浄力が強いといわれるオイルクレンジングもこすらずサッと落とせば、肌に負担をかけません。でも、時間をかけてクルクルやってると肌にダメージが。
「洗浄力の強い洗顔で肌に必要な皮脂をとる」「肌の摩擦」で一気に肌の乾燥が進みます。
洗顔料でわかりやすいのが、洗った後に肌を触ってキュッとなる感じ。これは洗いすぎです。肌がつっぱる人はすでに乾燥が進んでいますよ。
洗顔後の肌は、しっとりしているが正解。
肌の汚れをしっかり落としたい気持ちはわかりますが、洗いすぎは逆効果なんです。クレンジングも洗顔も手早く!
角質ケアを頻ぱんにする
肌のゴワつきやザラつきが気になって頻ぱんに角質ケアをするのもやりすぎです。
気になるから何とかしたいという気持ちはわかるんですが、角質を頻ぱんにとるとさらに角質がたまるという悪循環に。
そもそも角質がたまる最大の原因は、「乾燥」なんですね。乾燥した肌を守ろうとして、角質がどんどん厚くなっていくという仕組み。
実際にあった事例ですが、フェイスラインがザラつくといってピーリングをされていた方に、角質ケアをやめてクリームを重ね付けするよう提案したところ、ザラつきがおさまったんですね。
大事なのは、普段のスキンケア方法を見直すこと。
角質ケアは毎週やるものではなく、最低1ヶ月に1回くらいでいいとわたしは思います。
化粧品をたくさんつける
化粧品のつけすぎも肌への負担になる場合があります。ここで言うつけすぎは、「量と数」のことです。
まず「量」ですが、基本的に化粧品の使用量には適量があります。勘違いしている人が多いんですけど、毎日たくさんつければ効果が出るってものではないんですよ。
あと、使うアイテム数が多ければ多いほど効果が出るというのも間違い。
わたしたちが普段ケアしている肌は、角質層といわれラップ1枚程度の厚さしかありません。そこに大量の化粧水をつけてさらにパックをしても、浸透できる量は少しなんです。美容液やクリームも有効成分が浸透するのも角質層まで。
塗れば塗るほど本来の肌の水分と油分のバランスが崩れて、肌トラブルになってしまうんですね。
大事なのは、自分の肌状態に合わせた使い方をすることです。
パックの時間が長い
これもけっこうよく聞くやりすぎスキンケアの1つ。
パックの時間はメーカーによりますが、ちゃんと決まってます。時間が長くなると、逆に肌が乾燥しますよ。
でも、お客様に聞いてみると「長いほうがいいんでしょ?」「いつも適当よ。」っていうまさかの答えが多いこと!
パックの時間は長くなると逆に乾燥するので、時間は守って使ってくださいね。
手軽なコットンパックもおすすめ。コットンにいつも使ってる化粧水をつけて、気になる部分に1〜2分貼っとくだけ。The時短パック!
美容グッズの使いすぎ
美容グッズの使いすぎも、肌にダメージを与えることに。
個人的に感じるのが、やっぱり「こすりすぎ」ですね。
代表的なのが「美顔ローラー」。美顔ローラーは使い方さえ間違えなければ、効果はあります。ただし、使う方向や力のかけ方に注意が必要。ほとんどの人がコロコロする力が強すぎます。
「強さの正解がわからない!」という人は、顔を直接ケアするんじゃなく、フェイスラインや首、デコルテ・頭皮など少し離れた場所をケアするのがおすすめ。
他の美容グッズもそうなんですけど、「こすらない」「強くしない」「やりすぎない」を徹底しましょう。
間違ったスキンケアについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
スキンケアに本当に必要なことはたった3つ
ここまでで、スキンケアやりすぎは肌にマイナスだとわかったと思います。
じゃあ、「本当に必要なスキンケアは何か?」というと、実はたった3つなんです。
【スキンケアに本当に必要なこと3つ】
- 正しい洗顔
- 正しい保湿
- 紫外線対策
この3つさえ押さえておけば、あれこれ悩むことも減るはず。
紫外線対策について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
化粧品についてはこちらを。
スキンケアやりすぎを見直せば、肌はキレイになる
お肌って手をかければそれだけキレイになるってものでもないんですね。
最後におさらいです。
- クレンジングや洗顔に時間をかける
- 角質ケアを頻ぱんにする
- 化粧品をたくさんつける
- パックの時間が長い
- 美容グッズの使いすぎ
スキンケアはあなたが思っている以上にシンプルなもの。それにシンプルケアで時間もお金も節約できるメリットもありそうですよね。
今あなたが頑張っているスキンケアがやりすぎていないか見直して、肌を変えていきましょう!
では、また。