・洗顔って必要?クレンジングだけじゃだめ?
・洗顔料は何でもいいよね?
・洗い方ってあるの?
こんなお悩みにおこたえします。
✔この記事でわかること
- 正しい洗顔が必要な理由
- 美肌になれる正しい洗顔のやり方
わたしはエステティシャン12年で、今まで5000人以上に洗顔のアドバイスをしてきました。
洗顔の大切さと正しいやり方がわかると、今のお肌の改善にもつながりますよ。
なぜならエステサロンでも実際に、洗顔を見直しただけで肌が変わった人がたくさんいるからです。
記事前半では「正しい洗顔が必要な理由」について、後半では「美肌になれる正しい洗顔のやり方」を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
正しい洗顔が必要な理由
スキンケアにおいて洗顔がいちばん大事といっても言い過ぎではありません。
なぜなら、肌トラブルの多くが間違った洗顔が原因だから。
例えば手で顔をゴシゴシ洗っていると、摩擦で肌ダメージを与えてしまうんですね。
わたしたちの肌表面、いわゆる角質層と言われる皮膚はラップ1枚ほどの厚さしかないんです。ラップって少しの力でもよれたり、破れたりしかせんか?肌も同じ。
こんな小さなことも何ヶ月、何年も続けば大きな肌トラブルになってくるんです。あと、使っている化粧品の効果も半減してしまいますよ。
だからこそスキンケアの最初のステップ、「洗う」がいちばん大事になってくるんですね。
洗顔とは?クレンジングとの違いを知っておこう
顔を洗うといっても、クレンジングと洗顔がありますよね。この違いわかりますか?
●クレンジング…メイクなど油性の汚れを落とす役割
●洗顔…汗や皮脂、花粉やほこり、古い角質を落とす役割
クレンジングと洗顔の役割は全然違うんです。
たまに「クレンジングだけじゃだめですか?」と聞かれますが、クレンジングだけだと皮脂や汚れが残ってしまい、吹き出物やくすみ、毛穴のつまりなど肌トラブルの原因になるので、必ずクレンジングのあとに洗顔をしましょう。※W洗顔不要クレンジングは除く
もちろんノーメイクの日も洗顔はしましょうね。
美肌になれる正しい洗顔のやり方
つぎにキレイな肌を作る正しい洗顔のやり方をご紹介しますね。手順を以下にまとめてみました。
- STEP1:手をキレイに洗う
- STEP2:顔をサッとぬるま湯で流す (クレンジングなしの場合)
- STEP3:洗顔料をしっかり泡立てる
- STEP4:顔にのせて手で泡を転がすように泡で洗う ※すごく大事
- STEP5:ぬるま湯でしっかり洗い流す
手順は簡単なんですけど、大事なポイントがあるので1つずつ説明していきますね。
STEP1:手をキレイに洗う
コロナ禍で手洗いは頻ぱんにしてると思いますが、洗顔前も手の汚れを落として、清潔な状態で洗いましょう。
うっかりやりがちなのが、食べ物を触ったあと。油汚れもつきやすいので注意してくださいね。
STEP2:顔をサッとぬるま湯で流す(クレンジングなしの場合)
顔の表面についた大きいほこりなどをぬるま湯で一度流します。
洗顔料がよく滑るようにする目的でもあるんですね。
ちなみに洗顔で使うぬるま湯は32〜35℃くらいがベスト。
理由は人間の皮脂は30℃くらいから溶けるからです。
温度が高すぎると皮脂の取りすぎで乾燥しやすくなるし、低くても余分な皮脂が肌に残って吹き出物やくすみの原因になってしまうんです。
肌タイプで使う温度をかえたほうがいいので、以下を参考にしてみてください。
●乾燥肌、敏感肌…32〜33℃
●オイリー肌…34〜35℃
お湯に水を足してに合わせて温度を調節してくださいね。このひと手間がほんと大事。
STEP3:洗顔料をしっかり泡立てる
モコモコの泡になるくらい洗顔料を泡だてましょう。
そうすることで肌への摩擦を防いだり、汚れの吸着がよくなるんですね。
泡だてが面倒な人や時間がない人は、泡タイプでもOK。
STEP4:顔にのせて手で泡を転がすように泡で洗う ※すごく大事
STEP3でしっかり泡立てた洗顔料を顔にのせます。
時間がない人は、最初から顔全体に泡をのせてOK。よゆうがある人は、以下の3行程で洗ってみてください。
- 最初に額と鼻のTゾーンを泡で洗う
- つぎに頬とアゴのUゾーン泡でを洗う
- 最後に目元や口元を泡で洗う
あと、洗う時間も大事なポイント。
一般的に1分〜1分半と言われてますが、最近の洗顔料は洗浄力や吸着力があるので、あまり時間をかけると肌への負担になるとわたしは思うので、このくらいの時間をおすすめしてます。
STEP5:ぬるま湯でしっかり洗い流す
洗顔量の洗い残しも肌荒れなどの原因になるのでキレイに落としましょう。
このときやりがちなのが、肌をこするように洗い流すこと。
何度もいいますが、肌の摩擦は絶対ダメです!
あと、シャワーで洗い流すのも水圧が肌への刺激になるのでやめてくださいね。
- 手のひらにぬるま湯をためる
- 顔を手のひらに近づけ、お湯が触れたらパッっと手を放す
- ①②をくり返し、生え際や頬、フェイスラインも移動しながら洗う
- 最低でも20〜30回くり返すこと
少しめんどうかもしれませんが、この行程をちゃんと行うことでキレイな肌になっていきますよ。
【よくある質問】朝の洗顔はぬるま湯だけでいい?
一般的には洗顔料は朝晩必要といわれてますが、わたしは「肌状態に合わせる」ことをおすすめしています。
なぜかというと、肌は人それぞれ違うし、日本では四季の影響をうけやすいから。
わたしの肌を例にすると、【冬は乾燥肌ぎみ、夏はオイリーではないけど人より汗をかく】タイプです。
冬は乾燥するので、朝はぬるま湯のみで肌調子がいいです。でも夏にぬるま湯洗顔だけにすると汗などの汚れが残って、フェイスラインにプツプツと吹き出物が。
そういうわけでいつも同じ洗顔をするのではなく、そのときの肌状態に合わせて変えればいいと考えているんです。
- 乾燥・敏感肌…夏は汗や皮脂が多いため、洗顔料を使う。冬はぬるま湯だけでもOK。
- 混合肌…オイリーな部分だけ洗顔料を使う。
- オイリー肌の人…毎日洗顔料を使う。
洗顔料の正しい選び方のコツ
結論からいうと、汚れはちゃんと落とすけど、洗浄力が強すぎないものです。
「全然わからない」って思いますよね。。
人の肌はそれぞれちがうので、100%「これです!」と言うのが難しいんです。
わたしが個人的におすすめするとしたら「敏感肌用洗顔料」かなと。
なぜなら今までの経験上、35歳を超えてくると皮脂分泌が少なくなるので、肌トラブルも乾燥肌の人が多くなるからです。
なので、乾燥肌にも敏感肌に刺激が少ない「敏感肌用洗顔料」がいいと思います。
時間がない人は泡タイプの洗顔料がおすすめ。わたしも子育て中で時間がないので、今は泡タイプを使ってますよ。
なめらかさが欲しい人はペーストタイプがおすすめ。泡だてネットでできたモコモコ泡、ふわふわしてて気持ちいいです。
正しい洗顔をすると、もっと美肌になれる!
今まであまり洗顔について意識していなかった人も多いはず。
スキンケアの最初に行うこの洗顔こそ、わたしたちの肌状態や化粧品の効果を左右してるんですね。
最後にもう一度「洗顔」についてまとめます。
- 洗顔はスキンケアの最初の行程なので、いちばん大事!
- 洗顔には正しいやり方がある
- 洗顔の基本は「こすらない」
- 今の自分の肌状態に合わせて洗顔料を選ぶ
顔を洗うのは毎日の習慣。ちょっとやり方を変えるだけで、あなたの肌はもっとキレイになりますよ。
早い人なら3ヶ月くらいで、肌が変わるかもしれませんね。楽しみです。
では、また。