デスクワークってなんでこんなに疲れるんだろう?
疲れてくると仕事に集中できないよ!
こんなお悩みにお応えします。
エステサロンではデスクワークでの疲れを訴える人がたくさんいらっしゃいます。
施術回数10000回以上の実績をもとに、エステティシャン歴12年のわたしが「デスクワークで疲れる人が知っておきたい疲れをためないコツ」をご紹介していきますね。
実際にお客様にこの方法を試してもらったところ「デスクワークで疲れにくくなってきた」という声をいただいてます。
この記事の前半では「デスクワークが疲れる理由」を、後半では「デスクワークの疲れ予防のコツ」を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
デスクワークはなぜ疲れるのか?
結論からいうと、「長時間同じ姿勢」「長時間の集中」この2つが主な原因。
1つずつ説明していきますね。
長時間同じ姿勢【想像以上に疲れます】
ずっと同じ姿勢が続くことで血行が悪くなり、さらに筋肉もかたまってコリの原因に。血流が悪くなると、流せるはずの「疲労物質」がどんどん溜まっていくんですね。
この「疲労物質」が溜まることで、わたしたちは疲れを感じ始めます。さらに「肩こってるわー」「首がもう限界だ」「マッサージ行こう」などと思ったときは、すでに疲労は蓄積状態。
わたしはお客様にリンパマッサージの施術をしているんですが、疲労物質が流れるとマッサージ後に「すごく体が軽い!」とみなさんに実感してもらってます。ただ、コリのひどい人はすぐもとに戻るんですよね。
実は人の体はコリを感じるとより緊張するので、コリを感じている筋肉はさらに緊張してこり固まるという悪循環に。コリをほぐすことも大事なんですが、疲れ自体を溜めないようにすることがポイントなんですね。
長時間の集中
デスクワークをしているときって、パソコンや書く作業に集中してませんか?こういった作業が長時間続くと緊張状態が続いて、交感神経がずっと興奮状態になってしまいます。
この交感神経の興奮が続いて、自立神経が乱れると、「寝ても眠い」「疲れが取れない」という状態になることもあるんですよ。
また交感神経とのバランスをとる副交感神経は、首や腰の辺りからでていて、長時間の姿勢の悪さから働きが悪くなります。
もちろん立ち仕事や体を動かす作業でも集中してますが、デスクワーク特有の長時間同じ姿勢、しかもだいたいが悪い姿勢を続けることが加わり、疲れを引き起こしているんですね。
デスクワークの疲れに体力は関係あるのか?【関係ないです】
答えをいうと、デスクワークの疲れと体力の有無は関係ないです。
たまにお客様から「体力がないから疲れるのかなぁ。」とか「ウォーキングしたら疲れが違う?」みたいな質問を受けるので、解説しておきますね。
例えばオリンピック選手に「同じ姿勢で8時間パソコン作業をしてください」って言ったら絶対疲れますよ。たとえ筋力があって正しい姿勢を保てても、長時間の同じ姿勢と集中は少なからず筋肉をこわばらせ、疲労感を感じさせるはずです。
デスクワークの疲労に必要なことは筋トレや有酸素運動ではなく、凝り固まらないようにストレッチをすること。
デスクワークの疲れ予防のコツ【3つあります】
前半の記事でデスクワークが疲れる理由がわかったと思います。後半ではデスクワークの疲れ予防のコツを3つ紹介していきますね。
姿勢に気をつける
デスクワークをしている人は首が前に出て、背中が丸くなりがち。正しい姿勢を意識することで、疲れにくくなります。
椅子に深く腰かけ、背筋をまっすぐに伸ばして座る
これだけ。みんな知っていることですが、ほとんどの人ができてないこと。
とはいえ、正しい姿勢を意識してても、時間が経つと崩れていきますよね。そんなときに姿勢をリセットする方法をご紹介します。
- あごを引く
- 片手の人差し指をあごの先におし当てる
- 少し力を入れて、10秒あごを押す
あごを押すことで、前に出ていたあごが引っ込みます。さらに自然と背筋が伸び、骨盤が立ってくる感覚がわかってくると思います。
姿勢が崩れそうになってきたらぜひ試してみてくださいね。
30分したら体を動かす
なぜかというと、人は動かない時間が30分続くとコリを感じ始めるから。つまり30分が疲労感をためない目安なんです。
30分に毎に首を回したり、軽いストレッチをしたり、こまめに体を動かすことで疲れがたまるのを防ぎます。席をたつことでもOKですよ。
時間を忘れてしまうという人には「ポモドーロタイマー」がおすすめ。ポモドーロタイマーとは、25分の集中と5分の休憩のサイクルのこと。
ポモドーロタイマーはスマートウォッチに搭載されているものがあるので、それを使うといいですよ。わたしはこのブログを書いているときも使っていて、25分たつとスマートウォッチが振動するので席をたって、ストレッチをしています。音がないから人がいても迷惑にならないのがいいですね。
30分ごとに体を動かして、疲れをためないようにしよう!
ストレッチのやり方を知りたい人は「デスクワーク中にできる肩こり解消マッサージ【1分半でOK】」をみてくださいね。
デスク環境を整える
パソコンの位置やイスの高さが悪いと疲れをためやすくなります。腕の位置はデスクと平行に、パソコン画面は50cm以上離しましょう。
詳しいやり方は「デスクワークでの肩こりを予防するポイント」を参考にしてみてくださいね。
デスクワークの疲れは、たまる前にリセット!
デスクワークってすごく疲れるんですね。悩んでいる人が多いのも納得。
今回ご紹介した「デスクワークで疲れる人が知っておきたい疲れをためないコツ」を知っておけば、今までよりデスクワークがもっと楽にできるはずです。
簡単におさらいです。デスクワークでの疲労をためない3つのコツ
【デスクワークの疲れ予防のコツ3つ】
- 椅子に深く腰かけ、背筋をまっすぐに伸ばして座る
- 30分したら席を立ったり、軽いストレッチなど体を動かす
- パソコンの位置や距離、イスの高さなどデスク環境を整える
快適に仕事をするために、デスクワークの疲れは溜まる前にリセットしましょう!
この記事がデスクワークの疲れに悩んでいる人のお役にたてれば嬉しいです。
ではまた。