アロマと香水の違い【香りの基本】

AEAJ認定アロマセラピストのわたしが、前半では「アロマと香水の違い」を後半では「目的にあわせた香りの楽しみ方」を紹介します。

まずは「アロマと香水の違いは？」という疑問に回答しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

アロマと香水の違いは？

簡単にまとめると、以下の通り。

精油（エッセンシャルオイル）は、主にアロマテラピーなど自然療法に使われます。いっぽう香水は、香りをファッションとして身につけたり、化粧品のようなもの。

天然香料と合成香料の見分け方

アロマという言葉でいうと「アロマオイル」や「フレグランス」など他にもいろんな種類の商品が販売されています。購入まえに、天然香料か合成香料か必ず見分けましょう。

アロマオイルを例をあげると、ベースとなるオイルに精油を混ぜて作られています。合成香料はオイルや水、アルコールを使っているんですね。

アロマと香水どっちがいいの？

結論からいうと、どっちがいいとはいえません。なぜかというと、目的が違えば使うものが違うから。

アロマ（精油）と香水の特徴をまとめてみます。

	アロマ（精油）	香水
安全性	直接肌につけれない	直接肌につけれる
香り	優しい	強い
持続時間	半日〜１日	3～7時間（種類による）

例えばオーガニック。なんかよさそうですよね。イメージのいい言葉ですが、実は合成していない成分は、体にとって害になる場合があります。未精製の成分はとても高濃度で、刺激が強く、肌につけるとアレルギーが起きることもあるんですよ。天然だからいいとは限らない。

一方、合成香料は品質が安定。アレルギー物質を取り除いて生産されています。芳香成分がアルコールや水で希釈されているから、肌につけても安全なんですね。

アロマと香水は目的に合わせて使い分けよう

ここまででアロマと香水の違いがわかってきたと思います。次に目的に合わせた使い方について説明しますね。

効果や効能が欲しいとき【精油】　　

精油（エッセンシャルオイル）の特徴は、効果効能が期待できること。

例えばこんな感じ。

何かしらの悩みや目的があるときに使うのがおすすめ。取り扱いには注意してくださいね。

気分を変えたいとき【香水】

気分転換やリフレッシュしたいとき、テンションを上げたいときは香水を使いましょう。

例えばこんな感じ。

香りにあわせて自分のイメージを変えたり、気分を変えたいときに手軽に使えるのがいいですね。

手軽に香りを楽しみたいならアロマ香水がおすすめ

「精油（エッセンシャルオイル）はうまく使えるか不安」「匂いがきついのもイヤ」という人におすすめなのがアロマ香水。

特徴としてはベースがオイル。水やアルコールは入ってないので、アルコールに弱いお肌の人でも使えます。香りも香水にくらべて優しいですよ。

おすすめの使い方を２つご紹介。

ロールオンタイプを使う

アロマ香水で人気のロールオンタイプ。香水が染みたボール型のヘッドを肌の上で転がして、首や手首につけます。

小さいので持ち運びやすく、取り出しも簡単。ただし香りの持続時間は香水より短いです。

「気分変えたいなぁ」と思ったら、いつでも好きなときに香りを楽しめますよ。香りの初心者や時間がない人におすすめ。

ハンカチやティッシュを使う

香り成分を直接肌につけたくない、またつけられないときにおすすめの方法が、ハンカチやテッシュを使うこと。

やり方は簡単。ハンカチやティッシュにアロマオイルを1～2滴たらして、おいて置くだけ。ただし使うアイテムによってはシミになるかもしれないのでご注意を。

これなら芳香専用のアロマオイルや精油（エッセンシャルオイル）でも簡単に楽しめますね。小さいお子さんがいたり、デスクワークでこっそり香りを楽しみたい人におすすめ。

使用する目的に合わせて香りを楽しもう！

今回はアロマと香水の違いについて紹介しました。もう一度ポイントをまとめますね。

日常生活の中で、仕事・育児・人間関係などイライラする場面はたくさんあると思います。わたしたちはつい飲食でイライラを発散してしまいがち。でも、香りで自分の気持ちをコントロールすることもできるんですよ。

慣れれば誰でも簡単にできるので、自分がどうなりたいのか目的にあわせて、今の生活に香りをうまく取り入れてもらえると嬉しいです。

では、また。