何をやっても体や足が冷えるのはなぜ?
本気で冷えを改善したい!
こんなお悩みを解決できる記事です!
わたしはエステティシャン歴13年。
お客様の冷え改善もしています。
この記事の「冷えを改善するために必要なたった1つのポイント」を知ることで、正しい冷え改善ができるようになり、体や肌の調子が少しずつ変わってきますよ。
なぜなら、実際にわたしが冷えで悩むお客様にこのポイントを伝え、実践してもらい冷えを改善しているからです。
記事前半では「冷えの原因」について、後半では「簡単にできる冷えの対策5つ」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
全身の冷えを改善するために必要なたった1つのポイント
結論からいうと、「トータル的に複数の冷え対策を毎日やること」です。
冷えの原因は1つじゃないので、全体的にやる必要があるんですね。
まずこのことをしっかり覚えておいてください。
これから詳しく解説していきますので。
冷えの原因を知る前に、知っておくべき4つの冷えタイプ
「冷え」といっても実はいろんなタイプの冷えがあるんです。
- 【末端タイプ】手足先が冷える・何をしても手足先が温まらない
- 【下半身タイプ】手足は冷たいのに、上半身や顔がほてる
- 【内蔵タイプ】お腹や腰が冷たい、体の内側が冷えている
- 【全身タイプ】年中冷えを感じる
あなたの冷えタイプはどれですか?
体も触って確認してくださいね。
1つのタイプだけじゃなく、複数あてはまったりしませんか?
例えば、足の冷えで悩んでいたお客様のAさん。
寝るときも、家でも靴下をはいたり、湯船につかるなどを実践。
足を温めることばかり意識していましたが、全然改善しない。
でも、実際全身を触らせてもらうと、お腹がすごく冷たかったんですね。
話をよく聞いてみると、体を冷やす食生活をしていました。
何が言いたいかというと、足が冷えている人は、内蔵も冷えている可能性があるっていうこと。
部分的な冷えの原因は、他の場所にもあるかもしれません。
だからこそ、冷え対策をするなら、まず自分の冷えタイプを知ることが大事。
体が冷える4つの原因
次に、体を冷やしている原因を探してみましょう。
体が冷える主な原因は次の4つ。
- 運動しない
- 血流が悪い
- 食べる物がよくない
- 冷やす服装
1つずつ説明していきますね。
運動しない
断言します!
運動しないと冷えは改善できません!
なぜかというと、理由は2つ。
- 全身まで血液が行き届かないから
- 筋肉が弱いと、自分で熱を作れないから
例えば、体の末端にある細い血管は、血液が来なくなると「自分たちって、役目ないよね」と判断して機能しなくなるんです。いわゆる、「ゴースト血管」と言われるもの。
手や足先の冷え改善には、この細~い血管まで血液を巡らせることが必要なんですね。
さらに運動でついた筋肉は、エネルギー代謝をして熱を作ってくれます。男性より女性のほうが筋肉が弱いので、熱が作れず冷えで悩むのは当然。
だからこそ、冷えで悩む女性には運動がぜったい必要!
運動することで、部分的な冷えだけでなく、全身の冷え改善にもつながります。
血流が悪い
体が冷えている人は、必ずといっていいほど血流がよくないです。
ただ、この血流に関してはいろいろな原因があるので、トータル的に気をつける必要があります。
血流が悪くなる原因としては、
- 運動不足
- ストレス
- ショーツ
運動不足に関しては①で説明した通りです。
つぎにストレス。
ストレスがかかると自律神経の乱れて、血液循環をコントロールする機能が正常に働かなくなり、血流が悪くなると言われています。自分なりのストレス解消法を持っておきましょう。
さらにショーツについて。
普段わたしたちが履いているショーツって、ヒップのサイズ表記をみて買っていませんか?
大事なのは、脚ぐり。太ももの付け根部分の大きさのこと。
市販で売られている多くのショーツの脚ぐりのサイズは30cmくらい。そんなに太ももが細い人って、エステの仕事をしていても見たことないです。
つまり、ほとんどの人が太ももの付け根を1日中圧迫しているということ。
太ももの付け根には大きな血管が通っているので、圧迫することで血流が悪くなる原因になります。
食べるものがよくない
食生活も冷えに影響します。
例えば、体を冷やす代表的なものが「砂糖」。毎日甘いものをたくさん食べている人は、体の中からどんどん冷えて行きます。
他にも体を冷やす食材や冷たい飲み物をよく摂る人も、体の中が冷えやすくなっているので、食事の見直しが必要ですね。
冷やす服装
先ほどのショーツのしめつけ以外に、服装で冷える場合もあります。
美容業界では、「首」「手首」「足首」の3つの首は冷やしてはいけないといわれているんですね。
なぜかというと、この3つの首は皮膚表面に近いところに血管があるため、温度の影響を受けやすいからなんです。
寒い冬に足元をだす服装をしている人は、足首の表面温度が下がることで、そこを巡る血液の温度も下がり冷えやすくなります。
冷えを気にしてるのに、足首出してるお客様が多いから、わたしはいつも注意してるんです。
そういうわけで、冷えから体を守るために3つの首は温めることを意識しましょう。
簡単にできる冷え対策5つ
つぎに簡単にできる冷え対策を5つ紹介します。
【簡単にできる冷え対策5つ】
- 運動での対策
- 食べ物での対策
- ストレス解消での対策
- お風呂での対策
- あったかアイテムでの対策
では、具体的な対策法を解説していきますね。
運動での冷え対策
運動での冷え対策としてふくらはぎ&足先運動がおすすめ。
ふくらはぎや足先を動かすことで、足先の血流をUPさせる方法。すきま時間で簡単にできますよ。
やり方は、「時間がなくてもできる!足のだるさを簡単に解消するための3つの方法」を参考にしてみてください。
あと時間があるときは、ぜひウォーキングも取り入れてみてください。
全身の血流をあげる運動。20分くらいでOKですよ。
食べ物での冷え対策
毎日の食生活も体の冷えに影響します。
体を温める食べ物
ネギ・生姜、かぼちゃ、紅茶、ココア、ナッツ類、玉ねぎ、豚肉、大豆、ブロッコリー
体を冷やす食べ物
バナナ、コーヒー、牛乳、トマト、大根、上白糖
あと、体を温めるなら朝食は少しでもいいので、食べたほうがいいです。
なぜなら、自律神経をONモードにしてくれるから。
自律神経も体温調整に大きく影響することは、先ほどお話しましたね。
わたしも忙しい朝でも、コップ1杯の白湯を飲んで、バナナヨーグルトを食べるようにしてます。ちなみに、バナナは温めてからヨーグルトに。
朝食を食べなかった頃にくらべて、体が目覚める感じで、頭もシャキっとするようになったので、体の血液がめぐるようになったんでしょうね。
こんな感じで、食べるものにも気をつけてみてください。
ストレス解消での冷え対策
ストレス解消というと特に時間がない場合、食べたり飲んだりで発散することが多いですよね。
ここでは、「簡単・短時間・お金不要」なストレス解消法をご紹介します。
緑の中を散歩する
木がたくさん生えている公園を5分散歩するだけで、ストレス解消効果があるという研究結果が出ています。
そんな公園が近くにないなら、木が生えている街路樹でもOK。
ちなみに、近くに川や噴水など、水の音が加わるとさらに効果UP!
深呼吸をする
深呼吸をするだけでも、大きなストレス発散効果があります。
やり方はかんたん。
- 鼻から5秒~7秒かけて息を吸う
- 口から5秒~7秒かけて息を吐く
これを3分繰り返すだけ。
毎日1回からでOK。できる人は何回やってもいいですよ。
少しレベルはあがりますが、息を吸ったり吐いたりするときに、その呼吸だけに意識をむけてみてください。
これができるようになると、何だかわからないモヤモヤやイライラも、スッキリしますよ。
お風呂で冷え対策
冷えはお風呂に毎日つかることで改善につながります。
具体的な入浴法は「冷えを改善する効果的な入浴法!アロマも取り入れて、楽しく続けよう」という記事を参考にしてみてください。
「仕事が終わるのが遅いからめんどう」
「子供と一緒の入浴でゆっくりできない!」
という人は、足湯でもOK。
洗面器にお湯をいれて5分くらい足をつけます。
これならシャワーを浴びながら、髪や体を洗いながらできますね。
あったかアイテムでの冷え対策
冷えから体を守るために、あったかアイテムを使うのもおすすめ。
くつ下やレギンスなど、普段の生活に取り入れられそうなものがいいですね。
個人的には、【bibiアティーボハイソックス】を本気で押してます。
気になる人は、『【エステティシャン厳選】夏も冬もデスクワークで足が冷える!足冷え対策おすすめアイテムを紹介』という記事を読んでみてくださいね。
とにかく大事なのは、足首や足先、首や手首を丸出しにしないこと!
毎日の冷え対策で体も心もポカポカに!
最後にもう一度大事なことをいいます。
冷えを改善するには、トータル的に日常生活でできる対策法を、毎日コツコツ続けること。
やることはシンプル。
- 運動する
- 体を温める食べ物と冷やす食べ物を知る
- ストレス解消する
- 湯船につかるor足湯をする
- あったかアイテムを使う
残念ながら冷え改善に近道はありません!
ただし、毎日やれば必ず冷えにくい体になります!
冷えが改善されると、よく寝れるようになる、集中力もあがる、痩せやすくなる、肌もきれいになるなど、いい事ずくめ。
ぜひ、この機会に、冷え対策に本気で取り組んでみてくださいね。
では、また。