スキンケア

ブースター化粧品の効果とは?メリットとデメリットをエステティシャンが解説

エステサロンのお客様からこんな質問をうけました。

お客様

ブースターってなんですか?どうやって使うんですか?

使ったら肌がもっとキレイになりますか?

こんな疑問におこたえします。

まっこり

わたしはエステティシャン歴12年で、10000人以上の施術経験あり。化粧品販売もしています。

今回の記事を読むと、化粧品のブースターの役割やメリット・デメリットがわかり、自分にあうブースター選びができるようになりますよ。

記事の前半では「ブースターとは何か」について、後半では「ブースターのメリット・デメリット」をエステティシャン視点で解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ブースター化粧品って?

ブースター化粧品とは、化粧水の前に使うことで、後に使う化粧品の浸透を高めてくれる化粧品です。

ブースター化粧品の種類はメーカーによっていろいろ。

  • ブースターローション
  • ブースターセラム
  • 導入美容液
  • 拭き取り化粧水
  • プレ化粧水

名前は違えど、目的は同じなんですね。

ブースター化粧品の効果は?

ブースター化粧品の目的はどれも同じなんですが、効果にはそれぞれ違いがあります。

なぜなら肌状態は一人一人違うので、アプローチ方法も変わってくるから。

なので、ブースター化粧品の効果の違いを知ることで、自分に合うブースターを選ぶ基準になるんですね。

ブースター化粧品の効果は大きくわけて3つあります。

  • 肌のphを変える効果
  • 角質を柔らかくする効果
  • 角質除去効果

詳しく説明しますね。

肌のphを変える効果

健康なお肌が弱酸性に保たれていることはよく知られてますよね。

弱アルカリ性のブースター化粧品をつけると、いったん肌のphが弱アルカリ性になります。

わたしたちの肌にはアルカリ中和能という肌のphを一定に保とうとする機能があって、弱アルカリ性になった肌を弱酸性に戻してくれるんです。

弱アルカリ性から弱酸性に戻るときに肌が一時的に柔らかくなるので、そのときに化粧水などをつけると浸透がよくなるというわけなんですね。

角質を柔らかくする効果

ブースター化粧品には角質を柔らかくする効果もあります。

角質が硬くなっていると、化粧水や美容液などの成分の浸透が悪くなるんですね。

そこで、ブースター化粧品で不足している水分や油分を先に与えて角質を柔らかくさせて、あとでつけるスキンケアの成分を入りやすくします。

角質除去効果

角質を取る効果があるブースター化粧品もあります。

角質が厚くて柔らかくなりにくい肌状態の場合、角質を取るのが効果的。

とはいえ、ガッツリ系のピーリングのような感じではなく、優しく落としてくれるようなものです。

肌状態によってはすぐに効果が出にくいかもしれませんが、続けていくとスキンケア成分の浸透が上がってきますよ。

ブースター化粧品がおすすめな肌は?

ブースター化粧品がおすすめな肌は、乾燥している肌硬くなっている肌

ちなみにブースター化粧品は大きくわけて「化粧水タイプ」「オイルタイプ」がありますが、肌のタイプによって使いわけます。

かなりざっくりですが、水分不足の乾燥肌は化粧水タイプ、水分も油分も足りない乾燥肌やゴワつきを感じる肌はオイルタイプ、角質が厚い肌はピーリングタイプって感じでしょうか。

ぶっちゃけ肌状態しだいなので、「絶対コレ!」とはいえませんけどね。

あと注意したい肌が、摩擦や化粧品の成分に弱い「敏感肌」

わたしも季節の変わり目には敏感になりやすいので、ブースターの種類によっては肌がピリピリすることがあります。

敏感肌の人はとくに使用前にパッチテストをしてくださいね。

ブースター化粧品のメリットとデメリット

ここではわたしが実際にブースター化粧品を使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介しますね。

ブースター化粧品のメリット

☑スキンケアアイテムの浸透があがり、肌への結果がでやすくなった

☑化粧ノリがよくなった

☑肌がなめらかになって、乾燥しにくくなった

エステサロンでもゴワつきがあるお客さまにブースターを使ってもらったところ、めちゃくちゃ肌が柔らかくなって、手触りもフワフワするようになったことがあります。

ブースター化粧品のデメリット

☑自分の肌状態がわからないと効果がでにくい

☑肌が弱い人には不向き

実際に口コミがいいからと言って使ったブースターが合わず、肌トラブルを起こした人もいました。

効果を感じにくい人も自分にブースターが必要かどうか、また肌に合うかどうかの見極めが難しいのかなと。

でも、ブースター化粧品を使って肌がキレイになった人もたくさんいたので試してみる価値はあると思います。

「高い化粧品を使ってるのに効果が出ない!」と悩んでいる人の救世主になるかも。

ブースター化粧品使い方

基本は洗顔後、すぐにつけることです。使用量も守ってください。

その後いつものスキンケアを。

ただし、気をつけてもらいたいのが拭き取りタイプです。

おそらくコットンを使用するはずなんですが、絶対にこすらないこと!

肌の摩擦になるくらいなら、ブースターは使わないほうがいいですね。

ブースター化粧品をうまく取り入れて肌をもっとキレイにしよう!

ブースター化粧品は使い方やアイテムを間違えなければ、肌はもっとキレイになりますよ。

最後にもう一度、ブースター化粧品についてまとめますね。

  1. ブースター化粧品は化粧水の前に使うことで、後に使う化粧品の浸透を高めてくれる
  2. ブースター化粧品の種類はいろいろ
  3. 効果をだすには肌状態との相性が大事
  4. 肌が弱い人、コンディションが悪いときは使用を控える

これでブースターについて少しわかってきたと思います。

自分に合ったブースターをぜひ探してみてくだいね。

今回の記事がブースターを使おうか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

では、また。

ABOUT ME
まっこり
はじめまして。まっこりです。エステティシャン歴15年/自律神経ケアセラピスト。40代に入り、心と体の変化に戸惑った経験から「忙しくても、無理なく整えられる美容と暮らし」を伝えています。 揺らぎやすい世代だからこそ、呼吸・肌・生活リズムをやさしく整えることが大切。このブログでは、私自身の気づきやサロンで出会った女性たちから学んだ“心がふっと軽くなるヒント”を綴っています。同じように揺らぐ40代のあなたの、小さな安心につながりますように。