・初対面の人との会話が苦手。
・あの人ともっと仲良くなりたいけど、何を話していいかわからない。
・グループ会話で気を使って話せない。
こんなお悩みを解消します。
私はエステティシャン歴12年。今まで10000人以上の女性と会話をしている経験をもとにお話しています。
この「エステティシャン流!会話が苦手な人のための会話術」を読めば、誰とでもストレスなく会話ができるようになりますよ。
なぜなら人との会話が苦手なわたしが、実際にこの方法を試して人と話せるようになったからです。
記事前半では「会話が苦手と感じる理由」について、後半では「会話が楽になる3つのポイント」を解説しますね。
会話が苦手と感じる理由
そもそも、会話が苦手と感じてしまうのはなぜなんでしょう?
- 緊張する
- 何を話していいかわからない
- 相手に嫌われたくない
- 警戒してしまう
- そもそも人と関わりたくない
こんな感じでいろいろ理由があると思うんですよね。
わたしは人と話すことを仕事としてますが、実は人と話すのはものすごく苦手だったんです。
駆け出しのころは、「何を話そうか。」「お客様の機嫌を損ねないか。」「この沈黙どうしよう。」いろいろ考えすぎて毎回ドキドキしていました。
でも人数をこなしてくると、話すときに緊張することはかなり減りました。とは言っても、人と話すのが疲れるタイプというのは変わらないんですけど。
ただ会話のコツをつかむことで、誰とで今よりもっと楽に話せるようになるんです。
会話が楽になる3つのポイント
会話とはただ話せばいいってものではなく、相手との「心をつなぐ」「意思疎通する」「信頼を得る」ためのものです。
ここでは、会話が楽になるポイントを3つ紹介していきますね。他にもポイントはあるんですけど、わたしの経験上とくに効果があるものをピックアップしてみました。
- とことん聞く側にまわる
- 相手の言葉をくりかえす、相づちをする
- 相手にしゃべらせる質問をする
1つずつ説明していきますね。
とことん聞く側にまわる
会話が苦手な人はまずは「とことん聞く側にまわる」こと。
【聞く:話す=6:4】を意識してみてください。
話し上手は聞き上手ともいいますよね。聞き上手な人は相手に安心感をあたえ、信頼も得ることができるようになります。
でも会話が苦手だとつい「何かしゃべらなきゃ!」って思ってしまうんですよね。
ではエステサロンで実際にあった、お客様Aさんと会話が苦手な新人スタッフBさんとのやり取りを例に解説していきますね。
Aさん:「昨日、家族で焼肉を食べに行ったの。ついつい食べ過ぎちゃったわ。」
Bさん:「焼肉いいですね!私も焼肉好きなんですよ!とくに○○っていう焼肉屋が好きでよく行ってたんですけど、最近はなかなか外食もできなくて残念です。そこの牛たんがとくに絶品なんです!Aさんも行ってみてくださいね!」
Aさん:「へぇ~、そうなんだ。また行ってみるね。」
こういう会話をしてる人、めちゃくちゃ多いです。(会話が好きな人にも当てはまりますけど)
Bさんは会話が苦手なんですが、沈黙がこわいという気持ちから一方的に話をしてしまっているパターンですね。
これだと相手が本当に話したいこともわかりません。
会話が苦手ならムリして話す必要はないんです。相手に話してもらいましょう!
相手の言葉をくりかえす、相づちをする
次にこちらが話さなくても相手に話させる方法が「相手の言葉をくりかえす、相づちをする」こと。
これは「おうむ返し」といって、わたしたちエステティシャンもよく使っている会話術で、相手に会話をうながせることができます。
先ほどのAさんとBさんの例で説明しますね。
Aさん:「昨日、家族で焼肉を食べに行ったの。ついつい食べ過ぎちゃったわ。」
Bさん:「そうだったんですね。焼き肉たくさん食べたんですね。」
Aさん:「そうなのよ。そこの牛タンがすごくおいしいのよ。〇〇っていうお店。知ってる?」
BさんはAさんの会話をそのまま返しただけですが、相手はそのときのことを詳しく教えてくれたり、わりと勝手にその先をしゃべってくれるようになります。
そこからまた新しいキーワードを拾って、質問&相づちを入れながら、会話を展開していくんですね。
「うん、うん、それで?」
「そうなんですね!」
「すごい!」
「知らなかった!」
こんな感じで相手の言葉をくりかえしたり、相づちをして相手の話を広げていってみてください。
相手にしゃべらせる質問をする
3つ目のポイントが、相手にしゃべらせる質問をすること。
なぜなら会話を広げていくことで相手のことがわかり、対応がしやすくなってコミュニケーションが円滑になるからです。
質問は「5W1H」で考えます。
先ほどのAさんとBさんの会話を例に。
Aさん:「昨日、家族で焼肉を食べに行ったの。ついつい食べ過ぎちゃったわ。」
じゃあ、5W1Hの質問は?
- WHY(なぜ):「なんで焼肉を食べにいったんですか?」
- WHO(誰が):「誰かお肉好きなんですか?」
- WHEN(いつ):「焼肉はどのくらいのペースで行くんですか?」
- WHAT(何を):「何のお肉が好きですか?」
- WHERE(どこ):「どこの焼肉屋に行ったんですか?」
- HOW(どうやって):「どうやって食べるのが好きですか?タレ?塩?」
こんな感じで1つの話題でも、いろんな方向に話を広げることができるんですね。
そして相手の言葉をくりかえす、相づちをを混ぜながら、このやり取りをくり返していくだけ。
こちらは相手から質問されたときだけ受け答えをします。
「はい」「いいえ」で終わる質問ではなく、文章で返せる聞き方も心がけよう!
会話が大事な理由
コロナ禍になってから、以前に比べてわたしたちは人と会話をする機会が減っています。
一方でSNSを使う機会は急増。仕事のやり取りも、メール、LINE、リモートがメインに。
じゃあ、もう人との会話って必要ないんですかね?
答えは「NO!]です!
なぜならSNSも「文章」を使いますよね。
何かを伝えるという行為なので、会話と同じように「相手」が存在しています。
コミュニケーションの手段が変わっただけであって、相手の声や表情がわかりにくい分、コミュニケーション能力はもっと必要とされるんじゃないかなとわたしは感じています。
なので会話が苦手な人にとって、会話ができるようになることは、他のコミュニケーション手段を使うときにも絶対に役に立つはずですよ。
あとは場数をこなすのみ!
聞き上手になれば、誰とでも会話ができる!
会話が苦手だと人と関わるのがおっくうになっていまいますよね。
でもコツさえつかめば、会話は楽にできるようになります。
もう一度ポイントをまとめると、
- 会話量は「相手:自分=6:4」を意識して、聞く側に徹しよう!
- 相手の言葉をくりかえす、相づちで相手に話をさせよう!
- 5W1Hで相手にしゃべらせる質問をしよう!
この3つを意識するだけでも、今までより会話をすることが楽になってきますよ。
普段の会話の中で何回も実践しつつ、身につけてみて下さい。
会話が苦手な人のお役に立てれば嬉しいです。
では、また。