・人の顔色ばかり見てしまう。
・自分の意見が言えない。
・人との会話が苦手。
こんなお悩みにおこたえします。
今回ご紹介する【相手に「嫌われたくない」と思う心理から抜け出す3つの方法】を読むと、人とのコミュニケーションが今より楽にできるようになりますよ。
なぜならわたし自身が人から嫌われることが苦手で、この方法を実践して少しずつ改善していったからです。
わたしはエステテシャン12年で、10000回以上お客様と会話をした経験をもとにお話していきますね。仕事柄、心理学の勉強もしています。※精神的な病気はカウンセラーや病院へ。
記事前半では、【嫌われたくないと思う心理】について、後半では【嫌われたくない心理から抜け出す方法】を解説していきますね。
相手に「嫌われたくない」と思う人の心理
相手に「嫌われたくない」と思う人の心理は大きく3つあるとわたしは思います。
- 自分に自信がない
- 人から認められたい
- 孤独になりたくない
わたしの実体験をもとに説明していきますね。
自分に自信がない
嫌われたくないという思いには、自分に自信がない心理が隠れているはずです。
「失敗がこわい」「笑われたくない」こんな思いがいつも頭のどこかにあって、自分の意見が言えなかったな。
今思えばわたしは自己肯定感が低かったんです。
自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。
ウィキペディアより引用
要するに、自分のことを認められない、自分はなんてダメなんだと思ってしまう思考なんですね。
人から認められたい
「人から認められたい=承認欲求が強い」といえます。
承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる
ウィキペディアより引用
承認欲求は「自己」と「他者」があり、人に嫌われたくないと思う人は「他者承認欲求」が強い傾向にあるんですね。
簡単にいうと、自分をよく見せたい。
具体的にいうと、頼れごとを断れない、行きたくない飲み会に参加してしまうなど。
イヤというほど経験したなぁ。
とにかく自分がきつかった。
でも自分の気持ちをおさえてまで、他人に気を使ってしまうんですね。
孤独になりたくない
人と違うことをしたり、言ったりしたら嫌われると思ってしまうんですね。
なぜなら、1人になると孤独を感じて不安な気持ちになってしまうから。
例えば会議で自分の意見があっても、他の多数の意見にあわせてしまう。「何いってんの?空気読んで。」みたいになるのがこわいんです。
周りから嫌われないように、マジョリティにあわせてしまいます。
相手に「嫌われたくない」と思ってしまう原因
相手に嫌われたくないと思ってしまう原因を本を読んだり、自己分析をして考えてみました。
- 過去の影響
- 物事をマイナスにとらえるクセ
- 間違った考え方
1つずつ解説しますね。
①過去の影響
原因の1つが、過去の影響。
過去と言ってもどこなのか?
それは人それぞれ違います。
ですが、過去に何かしらの心の傷になったきっかけがあるはずです。
わたしの場合、2歳のとき母を亡くし、父や祖父母に迷惑をかけないよういつも顔色をうかがって、なんとかほめてもらおうと必死でした。
今思うと、自分で嫌われたくない恐怖を
すり込んでしまってたなぁ。
自分の過去と向き合うのはものすごく辛いんですけど、原因を知るための方法の1つかなと思います。
ちなみにこの自己分析から、自分の子供が同じようにならないよう接し方にも気をつけるようになりましたよ。
②物事をマイナスにとらえるクセ
これは性格もあると思いますが、物事をマイナスにとらえるクセも嫌われたくないと思う原因の1つ。
自己肯定感が低かったり、愚痴や悪口が耳に入る環境にいたりするとなりやすいんですよね。
友達に挨拶したのに無視されたという例。「挨拶したのに無視された!わたし何かしたんだ。どうしよう!」と不安になる。
でも実際はわかりませんよね?相手に聞いたわけじゃないから。
こんなふうに根拠もないのに、自分で勝手にマイナスに物事をとらえてしまうクセです。
③間違った考え方
間違った考え方も原因だと思います。
「みんなから好かれる人にならないと!」こんな間違った考え方。
実際にわたしは思ってたんですよね。
小さい頃から祖父母に「人に迷惑をかけるな!」と言われ続け、いつの間にか「人に合わせないと!」って考えるようになったんだなと分析してます。
これは間違った考え方で、どうやったってみんなに好かれようなんてムリなんですから。考え方の修正が必要になってきます。
「嫌われたくない」心理から抜け出す方法
「もう過去からのすり込みなら変えられないよ!」って思うかもしれませんが、考え方は変えられるので安心してください。
わたしが実際に試して効果があった嫌われたくない心理から抜け出す方法を3つ紹介しますね。
- 本当に相手に嫌われるのか考えてみる
- 自分を大事にする
- 自分の価値観を明確にする
どういうことなのか、1つずつ説明していきます。
本当に相手に嫌われるのか考えてみる
自分の発言や行動の前に本当に相手に嫌われるのか考えてみること。
なぜなら、自分の思い込みという可能性もあるからです。
例えば友達グループでランチにいくとき、みんなが「パスタがいいなぁ」って言ってるなか、「お寿司がいいなぁ」って言ったら嫌われると思いますか?
「お寿司もいいね。」ってなる可能性もあるし、「ごめん!今回はパスタで。次いこうよ!」ってなるかもしれません。
嫌われたくないと思う前に、あなたの発言や行動で本当に嫌われるのか、客観的に考えるようにしましょう。
余談ですが、言い方を柔らかくする方法も効果的。
さっきの例でいうと「お寿司がいいなぁ」じゃなくて、「お寿司もいいなぁ」みたいに。
1文字の違いですが、「パスタもいいね」という意味も含まれ、相手に与える印象を変えることができます。
言い方を変えるだけで相手に与える印象は変わる!
自分を大事にする
自分に自身がなく、自己肯定感が低い人は自分を大事にしましょう。
何かあるとすぐ自分を責めがちじゃないですか?
自分を大事にするとは、自分と向き合うことだと思います。
自分が思うことを一度すべて紙に書き出してみてください。そしてそれを眺めてみる。
そうすると「こんなこと考えてたんだ。」「なんでこう思うんだろ?」と、なにかしら自分の発見や考え方への疑問がでてくるはずです。
ぜひとことん自分と向き合う時間をとってみてください。
そして疲れたときはゆっくり休んだり、自分の好きな時間を楽しむことも大事ですよ。
自分の価値観を明確にする
自分の価値観を持つことで、他人の目を気にしないようになります。
なぜかというと、自分に譲れないこと、大事にしていることがわかっていれば、人の顔色をうかがったりしないからです。
とはいえ、「自分の価値観なんてどうやってみつけるの?」って思いますよね?
これも自分と向き合うことで見えてきます。それは紙に書いて可視化すること。
自分が好きなもの、やりたいこと、やりたくないこと、どんどん紙に書き出しましょう!
そうすることで自分の価値観がわかり、他人に流されにくくなってきますよ。
「嫌われたくない心理」におすすめの書籍3冊
相手に嫌われたくない心理を克服するヒントをくれる本を3冊紹介しますね。
わたしも凹みそうになったときに助けてもらってます。
嫌われる勇気
アドラー心理学のベストセラーですよね。
「1対2対7の法則」を知って心が軽くなりましたね。
10人いれば、あなたのことを「1人は嫌い」「2人は好き」「どっちでもないは7人」です。
どっちでもない人しだいで割合は変わりますが、確実に味方は2人いるんですよ。
精神科医が教えるストレスフリー超大全
本書でも嫌われたくない心理について書かれています。
「嫌われる勇気」の内容も含みますが、とくに職場での人間関係について参考になりましたよ。
ちなみに職場での人間関係で悩んでいる人は、「職場で苦手な人とのストレスを減らす方法【美容の敵】」もよかったら参考にしてみて下さいね。
死ぬ瞬間
この本は末期患者のカウンセリングをしながらインタビューを重ね、人が死に至るまでの過程には5段階の心理的ステップがあるということが書かれています。
「嫌われる心理と何の関係が?」って思いますよね。
直接の関係はないんですが、自分の死生観が養われるので、「人に嫌われるのがこわいなんてたいしたことないわ!」って思わせてくれました。
「嫌われたくない」心理は変えることができる!
相手から嫌われたくないという心理は、大なり小なりみんな持っているはずです。
でもそれを「何とかしたい!」と思うレベルなら、少しずつ自分の行動や考え方を変えていきましょう。
最後に「嫌われくない心理から抜け出す方法」のおさらい。
- 本当に相手に嫌われるのか考えてみる
- 自分を大事にする
- 自分の価値観を明確にする
これをすればすぐに変われるわけではありませんが、相手に「嫌われたくない!」という思いは少しずつ減ってくるはずです。
わたしも実践中なので、続けていこうと思います。
相手から嫌われたくない心理に悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
では、また。