こんにちは。まっこりです。
休日に子どもたちと遊びながらわたしはよくAmazon オーディブルで本を聴いています。
ビジネス書、自己啓発書、哲学書、専門書など
年間100冊以上読んでるよ。
今回はわたしが読んだ「本屋大賞歴代作品おすすめ本」を紹介したいと思います。
個人的な感想なので、ご参考までに。
本屋大賞とは?
まず「本屋大賞とはなにか?」から。
本屋大賞とは2004年に設立された、NPO法人・本屋大賞実行委員会が運営する文学賞である。 一般に、日本国内の文学賞は、主催が出版社であったり、選考委員が作家や文学者であることが多いが、本屋大賞は、「新刊を扱う書店の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。
ウィキペディアより引用
ようするに出版社などの専門家ではなく、全国の本屋の店員さんたちの投票によって「イチオシ本」を決めるというもの。
作品に関わっていない人たちが決めるので、客観的かつ私たち読者に近い感覚で選ばれているんでしょうね。
とはいえ本好きの猛者たちの感想なので、信頼感もありそう。
ちなみにわたしが一番好きな作家は
森博嗣さんです。
「本屋大賞」歴代受賞作品
「本屋大賞」は2004年から始まり、2022年現在19回目を迎えています。
ノミネート作品は全部で192冊。そして2012年から始まった翻訳小説部門39冊。計231冊です。
本は食べ物と同じで本当に好みが人それぞれなので、上位のものが面白いとは限らないところもまた面白いんですよね。
自分にハマるかどうかは読んでみなけりゃわからない!
「本屋大賞」歴代作品おすすめ本3選【絶対読んでほしい!】
まだ全読してしていないので、刺さった作品があればアップデートしていくしだいであります。
いままで読破した中で、本当に面白かった本を3冊ご紹介します。
- 読みやすい(聴きやすい)内容
- 頭に情景が浮かぶ
- 心にグッとくる
絶対読んでほしい①「ザリガニの鳴くところ」ディーリア・オーエンズ
「ザリガニの鳴くところ」は2021年の翻訳小説部門(第10回)で大賞になった本です。2019年には全米で最も売れた本だったそう。
あらすじは以下の通り。
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。
6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。
以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。
しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく……
みずみずしい自然に抱かれた少女の人生が不審死事件と交錯するとき、物語は予想を超える結末へ──。
amazon 商品ページより 引用
海外の作品ですが、今まで読んできた本のなかでダントツに引き込まれました!
- 文章でノースカロライナの湿地の風景や動植物たちの息づかいが聞こえてきそうなほどの臨場感を表現している
- 主人公の悲惨な幼少期から成長までの描写が細かい
- 2つの違う年代での物語を展開させ、最後に合流させている
- まさかまさかのゾッとするラスト
ミステリー要素や成長物語という側面もありますが、やっぱり作者の自然描写がすばらしすぎ。行ったことはないけどノースカロライナの自然が今でも目に浮かびます。
ちなみに作者の本業は「動物行動博士」。納得です。。
絶対読んでほしい②「コンビニ人間 」 村田沙耶香
村田沙耶香さんの『コンビニ人間』は155回芥川賞も受賞されてますね。
あらすじは以下です。
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。
「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。
ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
amazon商品ページより引用
- 「普通とは何か?」を考えさせられる
- クセ強な登場人物
- リアルなコンビニ描写
この本の最大のテーマ「普通」とは何か。
私たちは「普通」からそれることを無意識に恐れていますが、主人公が自分に正直に生きていく姿は羨ましいとさえ感じました。
多様化する現代を自分はどう生き抜くかを考えさせられた一冊。
絶対読んでほしい③「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ
「そして、バトンは渡された」は 2019年の大賞作品です。
以下あらすじです。
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作
amazon商品ページより引用
- ありえない設定だけど、登場人物1人1人の優しさが伝わってくる
- 家族のあり方、人との関わり方を考えさせられる
- 気持ちよく、サラッと読める
「血のつながった家族がいるのは当たり前?」
「家族にも他人にも自分は優しくできているだろうか?」
親として、これから子供とどう関わっていくのかも考えさせられた。
そしてストレスなく清々しい気持ちで読める本もたまにはいいですね。
以上、わたしがおすすめする本屋大賞作品を3冊ご紹介しました。
まだまだ読んでない本もあるので、コツコツ読んでいきたいと思います。
- 「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎 2004年(3位)
- 「重力ピエロ」伊坂幸太郎 2004年(5位)
- 「夜のピクニック」恩田陸 2005年(大賞)
- 「チルドレン」伊坂幸太郎 2005年(5位)
- 「サウスバウンド」奥田英朗 2006年(2位)
- 「死神の精度」伊坂幸太郎 2006年 (3位)
- 「容疑者Xの献身」東野圭吾 2006年(4位)
- 「魔王」伊坂幸太郎 2006年(11位)
- 「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦 2007年(2位)
- 「週末のフール」伊坂幸太郎 2007年(4位)
- 「図書館戦争」有川浩 2007年(5位)
- 「鴨川ホルモー」万城目学 2007年(6位)
- 「名もなき毒」宮部みゆき 2007年(10位)
- 「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 2008年(大賞)
- 「八日目の蝉」角田光代 2008年(6位)
- 「告白」湊かなえ 2009年(大賞)
- 「流星の絆」東野圭吾 2009年(9位)
- 「モダンタイムス」伊坂幸太郎 2009年(10位)
- 「新参者」東野圭吾 2010年(9位)
- 「1Q84」村上春樹 2010年(10位)
- 「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦 2011年(3位)
- 「64」横山秀夫 2013年(2位)
- 「ソロモンの偽証」宮部みゆき 2013年(7位)
- 「君の膵臓を食べたい」住野よる 2016年(2位)
- 「火花」又吉直樹 2016年(10位)
- 「コンビニ人間」村田沙耶香 2017年(9位)
- 「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ 2019年(大賞)
- 「流浪の月」凪良ゆう 2020年(大賞)
- 「六人の嘘つきな大学生」朝倉秋成 2022年(5位)
- 「硝子の塔の殺人」知念実希人 2022年(8位)
- 「黒牢城」米澤穂信 2022年(9位)
「本屋大賞」歴代作品はやっぱりおもしろい!
今回はわたしが読んでおもしろかった「本屋大賞」歴代作品の中から3つを紹介しました。
読んでない本もまだまだあるんですけど、今まで読んだ作品を振り返ってみて、自分が好みの作家さんや内容ってやっぱりあるなって感じますね。
ビジネス書や実用書じゃなくても学べることはたくさんあるし、小説は感性を磨くのに最適だと思います。
忙しくても本を読む時間は作れるので、ぜひ本に触れる機会を増やしてみてくださいね。
本は人生を豊かにする。
では、また。