・朝の化粧ノリがいまいち。
・寝ても疲れが残ってて、体がスッキリしない。
こんなお悩みを解決します。
わたしはエステティシャン歴13年。
10000人以上の美容相談を受けています。
実際にわたしも肌荒れや疲労感がひどかったときに、睡眠の質を上げるためにこの睡眠法を実践しました。
キレイになるための大事な要素の1つが「睡眠」。
ただ長く寝ればいいってものではなく、睡眠質がポイントになります。
今回ご紹介する『キレイになれる睡眠のコツ』は、美の管理が必要なモデル、大会などで最高の結果を出すトップアスリートたちも実践している方法。
記事前半では『睡眠とキレイの関係』について、後半では『キレイになれる睡眠のコツ』を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
睡眠とキレイの関係
具体的な睡眠方法の前に、睡眠と肌や体との関係を知っておきましょう。
なぜかというと、これを理解しておくことで、睡眠への取り組む姿勢が変わるからです。
「もう23時だけど、もう少しyoutubeを観ようかな。」みたいな気持ちはなくなりますよ。
美容面で、質のよい睡眠が大事な理由は2つ。
- 肌がキレイになるホルモンが分泌される
- 体のリズムが整う
肌がキレイになるホルモンが分泌される
わたしたちが眠ると「成長ホルモン」と「メラトニン」という2つのホルモンが分泌されます。
寝てすぐに分泌されるといわれる「成長ホルモン」は、肌の新陳代謝を促し、日中に浴びた紫外線などのダメージを修復してくれる働きをしてくれるんですね。
成長ホルモンを分泌させるには、寝てからの90分間を深く寝ることが最大のポイント!
この90分間で約80%の成長ホルモンが分泌されると言われています。
次に睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」は、成長ホルモンの分泌を促す役割があり、さらに強い抗酸化力もあるので、エイジング効果も期待できるそうです。
つまり質のよい睡眠は、いきいきとした元気な体作りにつながるってことですね。
体のリズムを整える
睡眠の質が落ちると体のリズムが乱れ、つねに緊張状態に。
体のリズムの乱れは、肩こりや女性の大敵「冷え」の原因にもつながります。
わたしの友人の場合ですが、仕事や家のストレス、さらには稼ぐために労働時間を増やした結果、体の疲労が常にたまった状態。しかも全然眠れないそうです。
わたしは彼女の体をマッサージしましたが、リンパが滞って全身ガチガチで冷たく、肌も元気がなく、くすんでいました。そんな肌を鏡でみて、本人は落ち込む日々を過ごしているとのこと。
そして彼女は「もう何かをしようっていう気力がでない。」と言っていました。
そんな気持ちになるのもすごくわかるし、こんな状態で毎日がんばっている人を、わたしは今までたくさん見てきたんですね。
このままじゃダメだとわかっているけど、どうしていいかわからない。でも気力がでない。
まさに負のループ。
わたし自身も負のループを抜け出すため、まずは睡眠の質にこだわってみたことで、悩んでいた日中の眠気や体のだるさが減り、肌ももとに戻り、なによりすごく前向きになったんです。
なので、まずはしっかり寝れるようになれれば、今悩んでいる状態は必ず変わってきますよ。
キレイの準備!睡眠チェック【簡単すぎ】
よい睡眠がとれているかどうかのチェックポイントは、たった一つ。
これだけ。
もちろん、WHOなどの機関が出している専門的な詳しいチェック方法もあります。
ですが、わたしは無理して頑張っている人に、自分の体の状態を自分でしっかり感じてもららいたいので、このチェックを毎朝やってもらいたいんですね。
なぜなら、仕事や子育ての疲れで体も心もボロボロ、なのに自分のことは後回しで毎日走り続けているお客様をたくさん見ているからです。
なので、まず自分が質のいい睡眠がとれてるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。
キレイになれる睡眠のコツ
先ほど質のよい睡眠のためには、最初の90分間を深く眠ることがポイントとお話しました。
そして、その最初の90分間を深く眠るために4つコツがあるんです。
- 寝る90分前にお風呂に入るor足湯をする
- 室温を快適にする
- 寝るときは部屋を暗くする
- 寝る前にスマホを見ない
1つずつ説明していきますね。
寝る90分前にお風呂に入る
深い眠りに入るためには、寝る90分前にお風呂に入ること。
具体的にいうと、40℃の湯船に15分はいります。
これだけ。簡単ですよね。
わたしたちの体って、入浴で上がった体温が冷めていくときに眠気が起こるようにできているからなんです。
つまり、眠気を意図的におこせるのが入浴なんですね。
40℃の湯船に15分くらい入ってから、だいたい90分くらいで体温が下がると言われています。
とはいえ、「90分前の入浴はムリ!」という人もいるはずなので、その場合は寝る直前にシャワーでもOK。
さらにプラスで「足湯」もオススメ。
足の裏も体温調節をしているので、眠気を起こさせることができます。
例えば、赤ちゃんは眠くなると足が温かくなりますよね。足から熱を出して体温を下げて、眠りに入る。これと同じ。
ちなみに、寝るときに足が冷えないよう靴下をはいて寝る人がいますが、熱がこもってしまうのでおすすめしません。
足が冷たすぎて寝れない人も多いんですけど、他の冷えの対策が必要ですね。
室温を快適にする
寝るときの室温を快適に保つことも、深い眠りにつながります。
<快適な室温>
冬: 18~21度
夏: 25~28度
冬場、寝るときに寒くてもエアコンやヒーターはつけないっていう人もいますよね。夏は暑くても、エアコンなし扇風機で我慢!みたいな。
これって寝苦しくないですか?
わたしも以前は寝るときにエアコンなどつけないようにしてたんですね。なんとなく肌や体に悪いような気がして。
でも、睡眠の質を上げることのほうがメリットが大きいとわかったので、寝る前に心地よい部屋の温度を保ってから寝るようにしました。
そうしたらスッと寝れたんですよね。我慢はよくない。
とはいっても、夏は体が冷えすぎたり、冬は肌やのどが乾燥するので、つけっぱなしではなく、タイマーをかけて寝るようにしたほうがいいですよ。
室温を調節して、体温調節をするのがコツ。
寝る前にスマホをみない
寝る前にスマホをみないことも深い眠りを誘うコツ。
寝る前にスマホを見ると、脳が興奮状態になり、体温が下がりにくく眠気がこないからです。
とくに、インスタは脳が反応しやすいと言われているので注意したいですね。
例えば、静かな音楽を聞いたり、活字が多い退屈な本を読んだりすると眠気がきやすいですよ。
わたしの即寝方法は、Amazonオーディブルで歴史や古典文学の話を聞くことです。スッと寝られる。笑
Amazonオーディブルについてもっと知りたい人は、こちらを参考にしてみてください。
プロのアスリートは寝る前の行動は毎日すべて同じで、何も考えないくらい脳を使わず寝る環境を作っているそうですよ。
深い眠りのために、寝る前は頭をリラックス状態にしておきましょう。
寝る前に部屋を暗くする
眠気を起こすためには寝る前に部屋を暗くすることも必要なんですが、暗さの程度は個人差があると思います。
ただ1つだけ言えるのは、明るすぎると眠気をおこす「メラトニン」というホルモンの分泌が少なくなってしまうということ。
さらにエイジング効果もあるので美容効果も減ってしまいます。
少なからず光はあってもいいですが、直接目に当たらないように工夫しましょう。
例えば、「足元に照明を置く」「暖色系の柔らかい光にする」など。
寝る時間に合わせて照明を落としてくれるアイテムもオススメですね。
よい睡眠をとるために起きてから必ずやる2つのこと
起きてから必ずやってほしいのが、「太陽の光を5分浴びること」「軽く体を動かすこと」。
まず朝日を浴びることで光が脳を活性させてくれ、睡眠から活動状態にスイッチが切り替わります。
つぎに、朝にウォーキングやストレッチなど軽い運動をすることで、体温を上げてしっかり体を起こします。
なぜこの2つが必要かというと、「起きる」と「寝る」のスイッチを切り替えると、自律神経が整って、質のいい睡眠をとれるようになるからなんですね。
よい睡眠をとるためには、メリハリが必要ってこと。
睡眠の質を上げて、キレイで元気に毎日をすごそう!
今回は、「キレイな肌と元気な体になれる睡眠のコツ」をご紹介しました。
睡眠の質って意外に気にしてない人が多いので、何をしてもキレイになれない、疲れがとれないという人はぜひ見直してみてくださいね。
もう一度まとめます。
- 寝る前90分に40℃の湯船に15分つかるor寝る前にシャワーか足湯
- 寝苦しくない快適な室温に
- 寝る前にスマホをみない
- 寝るときは部屋を薄暗く
- 朝、5分朝日を浴びる
- 朝、ウォーキングやストレッチなど軽い運動をする
まずは3日間試してみてください。全部実行してみると、何かしら体の変化に気づくはずです。
睡眠が整うと、肌や体が抜群に変わりますよ。そうすれば、今よりもっと毎日が楽しくなること間違いなし!
この記事が、肌をキレイにしたい人や疲れをとりたい人の参考になれば嬉しいです。
では、また。