朝スキンケアをした後に日焼け止めをつけるとモロモロがでるのがイヤ!
なんとかしたい!
こんなお悩みにお答えします。
わたしはエステティシャン12年。
5000人以上のフェイシャル施術経験があります。
この記事で「日焼け止めを塗るとモロモロがでるときの原因と対処法」がわかると、日焼け止めを塗ったときにでるモロモロがでにくくなって、時間を取られることなくメイクができるようになりますよ。
なぜならわたし自身、お客様のフェイシャルのお仕上げのときにモロモロがでて困ったことがあり、そのときにこの対処法を調べ試して、モロモロがでにくくなったからです。
記事前半では「日焼け止めを塗るとモロモロがでる原因」について、記事後半では「日焼け止めを塗るとモロモロがでるときの対処法」を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日焼け止めを塗るとモロモロがでる原因
日焼け止めを塗ってモロモロがでるときって、だいたい朝のスキンケア後が多いんじゃないかなって思うんですよね。
わたしの経験上ですが、日焼け止めを塗ってモロモロが出る原因は3つあります。
- 肌の乾燥
- ゲル化している乳液やクリームのつけすぎ
- 日焼け止めの種類
1つずつ説明していきますね。
肌の乾燥
肌が乾燥していると、日焼け止めを塗ったときにモロモロがでやすくなります。
なぜかというと、日焼け止めには水分と油分が入っていますが、肌が乾燥していると吸収しやすくなり、残った日焼け止めに入っている粉が先につけたクリームなどの成分と混ざってモロモロになってしまうから。
エステのお客様Aさんを例にすると、いつも同じ化粧品と日焼け止めを使って仕上げていたんですが、冬になって急に白いモロモロが出はじめたんですね。Aさんはそのとき肌が乾燥して粉がふいていたんです。
なので、肌の乾燥もモロモロがでやすくなる原因なんだなって納得しました。
ゲル化している乳液やクリームのつけすぎ
ゲル化している乳液やクリームのつけすぎもモロモロが出やすくなります。ゲル化してるアイテムは、とろっとしてたり、ぷるぷるしているのが特徴。
ゲル化した乳液やクリームをたくさんつけると、ゲル化する成分が日焼け止めの水分を吸ってしまい、成分のバランスが悪くなってモロモロがでやすくなるからなんです。
中でもゲル化成分が多く入っているオールインワンジェルは出やすいですね。
わたし自身、仕事でオールインワンジェルを使ったとき、日焼け止めを塗ったらモロモロが出てすごく困った経験があります。けっきょく、使う量を少なくして対応。
しいて言うなら、「乳液」が一番ゲル化成分の配合が少ないかなと。
日焼け止めの成分
日焼け止めの成分もモロモロの出やすさに影響します。
日焼け止めの成分の中には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」というものがあるんですけど、紫外線散乱剤が高配合のものはモロモロがでやすいんですね。
なぜかというと、紫外線吸収剤は成分がオイルで安定しているんですが、散乱剤は「粉状」なので肌状態や化粧品などの影響を受けやすく、モロモロがでやすくなるんです。
「じゃあ紫外線吸収剤のほうがいいじゃん!」って思うかもしれませんが、吸収剤は肌への刺激になることがあるんですね。
なので最近では、肌に優しい「紫外線吸収剤フリー」や「ノンケミカル」が人気。
とはいえ、よっぽどの敏感肌でないかぎり、ノンケミカルじゃなくてもいいとわたしは思います。
実際に、紫外線吸収剤の日焼け止めが合う人もいるので。
「紫外線吸収剤=肌に悪い」ってことはないんです。
そのときの肌状態に合わせて使い分けるのがベストかと。
日焼け止めでモロモロがでるときの対処法
日焼け止めでモロモロがでるときの対処法はいろいろあるんですが、わたしとしてはこの2つが効果的だと思ったのでご紹介しますね。
肌を乾燥させない
とにかく肌を乾燥させないことです。肌を乾燥させない方法は3つ。
- 正しい洗顔
- 保湿ケア
- 水分を摂る
正しい洗顔
間違った洗顔は確実に肌を乾燥させます。
絶対に洗顔料が必要というわけでもないので、そのときの肌状態に合わせた洗顔が必要。
保湿ケア
保湿ケアはいつも怠らないようにしましょう。基礎化粧品の塗り忘れはNG!
正しい洗顔をして、肌にあった化粧品を朝晩使うこと。
毎日鏡で自分の肌の状態をチェックしておくといいですね。
水分を摂る
ちょっと意外かもしれませんが、肌の潤いには体の中の水分量も影響するんです。
だって、わたしたちの体の7割は水でできているから。だからお肌も同じ。
飲めばすぐ効果が出るというわけではないですが、長期的に肌を潤いを保つためには水分が絶対に必要。
日焼け止めを塗る前はクリームなどを少量にする
日焼け止めと化粧品のゲル化成分が反応しないように、日焼け止めを塗る前はクリームなどは少量つけるようにしましょう。
「これだと保湿効果が落ちるんじゃない?」って思いますよね。
そのとおり。なので、その分多めに化粧水をつけるといいかと。
実際に試してみたんですけど、ジェルを多くつけたテカテカ肌と少量つけたしっとり肌で日焼け止めをつけたら、テカテカ肌はモロモロが出て、しっとり肌は日焼け止めがキレイに塗れました。
モロモロがでないようにクリームなどの量を調節することは効果的ですね。つけすぎだと思ったらティッシュオフもあり。
あと、摩擦や重ね塗りにも気をつけてください。
指の腹でポンポンと押さえるように、そしてつけすぎない。
日焼け止めがちゃんと塗れているということは、紫外線から肌の乾燥を守ることにもつながりますよ。
ここでは日焼け止めのモロモロへの対処法を2つお伝えしましたが、実は化粧品同士の組み合わせなど、いろんな要素で変わるので確実に防ぐのは難しいというのが本音です。
とはいえ、モロモロが出やすい条件というのはわかったと思うので、あとは自分なりに試してみるのみ!
日焼け止めでモロモロがでない、自分に合う化粧品を探そう!
最後に言っておきたいのが、モロモロを防ぐ上で大事なことは、「自分に合う化粧品を使うこと」「自分の肌を整えること」。
「この化粧品なんかいまいちだけどモロモロでないからいっか。」みたいなのはおすすめしません。
化粧品を楽しむことも美肌効果につながるので、「自分が納得のいく化粧品×日焼け止め」の組み合わせをぜひ探してほしいから。
最後にもう一度まとめますね。
- 普段から正しい洗顔・保湿ケア・水分を摂ることで肌の乾燥を防ぐ
- 日焼け止めを塗る前はクリームなどは少量に。代わりに化粧水を多めにつける
- 化粧品や日焼け止めを変えるときは組み合わせを考えよう
日焼け止めを塗ってモロモロが出て困っている人の参考になれば嬉しいです。
では、また。