冷え改善のためにも毎日お風呂に入ってるけど、効果でてるのかな?入浴時間や適温ってあるのかな?
冷え改善のためにお風呂に入っている人も多いですよね。
でもなかなか効果を実感できないという人も。
今回の記事「冷え改善を助ける効果的な入浴法!アロマも取り入れて楽しく続けよう」を実践すると、入浴の効果が上がって体が温まりやすくなり、ストレス発散もできますよ。
わたしはエステテシャン歴12年で、アロマセラピストでもあります。
ここでは、
- 入浴で冷えは改善できるのか?
- 入浴の効果を上げる方法
- 入浴の効果を上げるアロマの使い方
などについて紹介していきます。
記事前半では「冷えと入浴の関係・効果的な入浴法」について、後半では「アロマを使ってバスタイムを楽しむ方法」を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
入浴で冷えは改善できる?
結論からいうと、入浴だけで冷えの改善は難しいですが、冷えの改善には絶対に必要です。
どういうことかと言うと、冷えの原因は1つじゃないので、いろんな冷え対策をする必要があって、その中の1つが入浴ってことなんですね。
お風呂って日本人ならおそらく毎日入っている人が多いと思います。
とくに温泉は老若男女とわず人気ですよね。さすが、温泉大国。
では、ここで質問です。
「なんでお風呂にはいるんですか?」
エステサロンのお客様にも聞いてみたところ、
- 体や髪の汚れを落としたいから
- 体の疲れをとったり、リラックスしたいから
- 体を温めたいから
だいたいこの3つの答えが多かったんですね。
入浴と冷えとの関係で重要なのが、「体の疲労回復やリフレッシュ効果」と「体を温める」こと。
それをふまえて、入浴の3つの効果を知っておきましょう!
温める効果
いちばん冷えに関係してますよね。
お湯で体が温まって、血流がよくなるっていうのはみんな知っていると思います。
ここでポイントになるのが、「温度」なんです。
- 熱めのお湯 → 心拍が上がって、目が覚めたような「シャキ!」とした状態。
- ぬるめのお湯 → 深いリラックス効果。血管が広がり血流UP!「はぁ~気持ちいい~」って状態。
なので、冷えを改善するなら「ぬるめのお湯」が効果的ってことです。
逆に朝とかスッキリしたいときは、熱いお湯がおススメ。
うまく使い分けていきましょう!
浮く効果
お湯につかると、体重が普段の9分の1くらいになるといわれています。
いつも体重を支えている筋肉がゆるんで、脳への刺激も減って、体とメンタルの両方にリラックス効果を与えてくれるんです。
温泉に行くとつい、「プカ〜」って浮いたりしちゃいますよね。まさにそれ。
とくに足先の冷えが強い人は、この体がお湯に浮く作用を利用して、お風呂のなかで足首を上下に動かしたり回したり、指をグーパーしたりすると効果がUPしますよ。
水圧の効果
お湯の中では、ウエストが約2cm細くなるくらい全身に水圧がかかります。
湯船に浸かるとお腹が何もしなくても引っ込みますよね。
この水圧効果で呼吸の回数が増え、心肺機能がUPして、血流もよくなるんです。
以上をふまえて、入浴の冷えへの効果をまとめると、
- お湯で温めて血行をUPさせる
- リラックスすることで血管が開き、血流がよくなる
- 心拍数が上がって、血流がよくなる
この3つが合わさって、冷えの改善につながるということを覚えておいてくださいね。
入浴の効果ですが、残念ながら1日や2日では実感しにくいです。
実際にお客様でシャワーばかりだった冷え性の人が、毎日お湯につかる入浴を1年くらい続けた頃、足の冷えが気にならなくなったと言われていました。
毎日の習慣にすることで、冷えだけでなく、血液の状態や睡眠の質もよくなって、体全体が変わっていくのを実感できるはず!
冷え改善を助ける効果的な入浴法
では、冷え改善を助ける効果的な入浴方法とアロマを使って楽しむ方法をもっと詳しくお伝えしていきますね。
冷えには全身浴
先ほどリラックス効果が高いのはぬるめのお湯とお話しましたよね。
「じゃあ、ぬるめって何度なんだい?」って疑問が。
数字でいうと、38〜40℃。
理由はこれ以上熱いと興奮状態になるし、気温や個人の体温差もあるからです。
次に入り方ですが、「全身浴」がおススメ。
体を温めるために、お湯の水圧と浮力の効果がしっかり欲しいところ。
なので、よく言われる半身浴ではなく、全身しっかりつかること。
時間は、15分~20分がベスト(全身の血液が循環するまでの時間)
ただ、絶対にムリはしないようにしてください!
心臓が弱い人や苦手な人は半身浴でOK!
ぬるめのお湯であれば、心拍数はどちらでも変化しないので。
入浴中に筋肉を動かす
入浴中にストレッチをして筋肉を動かすと、血行促進しやすいです。
先ほどもお伝えした足首を動かす方法。ほかにも手で足をもんだり、ひざ裏をさすったりするだけでも冷えに十分効果がありますよ。
ギューっと3~5秒親指でおすだけ。
入浴時間をぼんやりするのもいいですけど、有効的に使いたいものですね。
アロマを使ってバスタイムをもっと楽しむ
マッサージや足を動かしても、慣れないうちは時間を持て余してしまうかも。
そこでアロマを使って香りも楽しんでみましょう!
「何がおすすめですか?」とよく聞かれますが、
「自分の好きな香りで!」とわたしは答えてます。
自分が心地いいなって思う香りこそ、リラックス効果がでて血管も開きやすくなりますよ。
とはいえ、全然わからない人のために、リラックス効果がありそうなアロマを紹介しておきますね。
【冷えにオススメのアロマ】(塩大さじ2に対しての分量)
<1種類>
- ラベンダー 3〜4滴
- スイートマージョラム 3〜4滴(甘めだけど少しスッとする香り)
- ゼラニウム 3〜4滴(バラっぽい香り)
<ブレンド>
- ラベンダー2滴、ジュニパー1滴、レモン1滴
- ローズマリー2滴、オレンジスイート2滴
- スイートマジョラム2滴、ジュニパー2滴
最初は1滴からはじめて、少しずつ増やして行ってみてください。刺激を感じたらすぐに使用をやめて、皮膚をよく洗い流すこと。
アロマの効能と香りで入浴時間がもっと効果的で楽しくなりますよ。
効果的な入浴で冷えから体を守ろう!
普段なんとなく入っているお風呂もちょっとした工夫で効果を上げることができるんですね。
最後にもう一度まとめますね。
- 38〜40℃のぬるめのお湯
- 全身浴がおすすめ
- 15~20分湯ぶねにつかる
- 入浴中にマッサージやツボ押しをする
- アロマを使って温め&リラックス効果UP
この入浴法を取り入れて、ぜひ冷えを緩和をしてみてくださいね。
毎日続けていけば、冷えにくい体になっていきますよ。
では、また。