子育てしてると、肩や腰が痛くてつらい。なんとかしたい。
子育てをしている人のほとんどが抱えている悩みですよね。
わたしはエステティシャン12年。
今まで10000回以上の施術をしてきました。
そして2児の母でもあります。
わたし自身たくさんの人の体を触ってきていつも思うことが、「なんでこういう状態になったのか」ということ。
根本的な原因を知ることが、不調の改善につながります。
記事前半では「体が硬くなる原因」について、後半では「子育て中の肩や腰のだるさを解消する方法」を解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
体が硬くなる原因
体が硬くなるとはどういうことかというと、筋肉が硬くなるということ。
子育て中に感じる肩や背中・腰の違和感は筋肉が硬くなっているからで、考えられる原因は主に4つあります。
- 運動不足
- 長時間同じ姿勢
- 水分やタンパク質が少ない
- ケガや病気の影響
1つずつ解説していきますね。
運動不足
運動不足になると体は硬くなります。
筋肉を使わないことで筋肉の線維が短く細くなって、硬くなるからなんですね。
育児をしていると時間がなくて自分のことは後回しになりませんか?
気がついたときにはもう筋肉がガチガチに。
筋肉の硬化を防ぐために、1日5分でもいいので体を動かす習慣をつけるといいですね。
運動が続かない人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
長時間同じ姿勢
長時間同じ姿勢が続くことで、筋肉が緊張しっぱなしで体は硬くなっていきます。
もともと筋肉って伸びたり縮んだりするものなんですけど、力を入れっぱなしや伸びたままだともとに戻らなくなるんですね。
例えば子供を抱っこするとき。腰が前にでやすくなることで、通常カーブを描くはずの背中〜腰が伸びてしまい、戻すときに「背中が痛い」「腰が痛い」という感じになるんですね。
ほかにもデスクワークで何時間も同じ姿勢で座っているのも筋肉が硬くなる原因に。
体全体が硬くならないよう、長時間同じ姿勢が続かないよう意識する必要があります。
水分やタンパク質が少ない
水分やタンパク質不足も体が硬くなる原因の1つ。
人間の体の約60%は水分でできていて、そのうち筋肉の水分量は約75%もあると言われていているため、肌と同じように水分が不足するとカラカラになって硬くなるからなんです。
また筋肉を作るタンパク質が不足すると筋肉自体が痩せてしまうし、コラーゲンが減って腱や軟骨も硬くなって柔軟性がなくなってしまうんですね。
子育て中は食事も適当にすませてしまいがちなので、タンパク質や水分量が不足している人も少なくないんです。
体が硬くなるのを防ぐために、食生活をを整えることも必要ですね。
ケガや病気の影響
心当たりがない人もいるかもしれませんが、ケガや病気の影響で筋肉が硬くなることも。
ねんざなどのケガ、リウマチなどの病気で関節やじん帯などを傷つけてしてしまうことで、組織が硬くなって動きにくくなることがあるからです。
あとは出産で骨盤が歪んでしまい、筋肉の動きが悪くなるという場合も。出産は大ケガするぐらいのダメージっていいますからね。
体が硬くなることのデメリット
「体が硬くてもべつに死にはしないから」って思う人もいるかもしれませんが、体が硬くなることでのデメリットは確実にあります。
姿勢が悪くなる
体が硬くなると姿勢が悪くなります。
正しい姿勢を保つはずの筋肉が固まってしまうので、もとの位置に戻せなくなっていまうんですね。
猫背で例えると、背中の筋肉は伸びっぱなし、胸の筋肉は縮んで硬くなった状態。硬くて伸びたものを縮める、硬くて縮んだものを伸ばすってけっこう大変じゃないですか?
そのため柔らかくしないといつまでたっても姿勢が悪いままなんですね。
肩こり・腰痛
体が硬くなると、肩こりや腰痛の原因になります。
姿勢の悪さが続くことで筋肉の血流が悪くなり、疲労物質がたまって痛みを感じるようになるんですね。
姿勢が悪い=肩こり・腰痛
痩せにくくなる
体が硬くなると痩せにくくなります。
筋肉が硬くなると体の動きが小さくなるので、活動量が落ちて代謝が悪くなるから。ほかには血行不良になり、細胞に栄養がうまく届かず体が燃焼しにくくなるという状態にもつながります。
産後に体重が戻らない人は、体が硬くなって代謝が落ちているのかもしれませんよ。
冷えやむくみになりやすい
体が硬くなることで、むくみやすくなります。
筋肉が硬くなることで血流が悪くなり、体の余分な水分を外に出すことができず、体に溜め込んでしまうから。冷えにもつながりますよね。
とくにふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれるぐらい強力なポンプの役割をしています。
なので運動不足でふくらはぎの筋肉が使われないと、足の冷えやむくみに悩まされるんですよ。
ケガをしやすい
体が硬いとケガをしやすくなります。
これは筋肉が硬くなり関節やじん帯などの動きが悪くなることで、急な負荷がかかったりすると痛めてしまうから。
わたしも公園で子供を追いかけて大きい石を飛び越えたとき、股関節を痛めた経験があります。
とくに子育て中はわたしたち親の体になにかあっては大変。ケガは避けたいですよね。
子育て中の肩や腰のだるさを解消する方法
子育て中の肩や腰のだるさを解消するには、硬くなった体ほぐすこと。
体の硬さをほぐす方法は主に4つあります。
- ストレッチ
- マッサージ
- 入浴
- 水分とタンパク質を摂る
ストレッチ
個人的には一番おすすめの方法です。
「簡単」「タダ」「すぐできる」から。
やり方はいろいろ紹介されてますが、ここではストレッチをするときに大事なポイントをご紹介します。
- ゆっくり伸ばす
- 気持ちいいが大事
- 毎日やる
- 息をとめない
この4つのポイントは守ってくださいね。効果だけでなく、ケガの予防にもなるので。
余裕がでてきたら、ぜひウォーキングや筋トレも少しづつ加えてみてくださいね。
マッサージ
硬くなった筋肉をほぐすのにマッサージも効果的。
気になるところを気持ちいいくらいの力でもんだり、さすったりしましょう。
手が疲れるのがデメリットかもしれませんが、効果は保証します。
入浴
湯船で体を温めることも、筋肉を柔らかくすることができます。
筋肉が温まることで緊張がゆるみ、体の動きもよくなるからなんですね。
マッサージやストレッチも入浴中や入浴後に行うとより効果的ですよ。
水分とタンパク質を摂る
水分とタンパク質の量を見直しましょう。
即効性はないですが長期的に見て必要なので、「足りてないかも」と思う人は摂取量を増やしてみてくださいね。
体が硬い原因を解消して、体も心もスッキリしよう!
毎日の子育ての中で、肩こりや腰痛などがあると気分もスッキリしないですよね。
その原因の1つ、体の硬さを解消することで今より体は楽になってくるはずです。
最後にもう一度まとめますね。
- 運動不足
- 長時間同じ姿勢
- 水分やタンパク質が少ない
- ケガや病気の影響
あなたの今の体の状態をぜひ確かめてみてくださいね。
そして原因を解消していけるよう、毎日できることを少しずつやっていきましょう!
子育てライフを元気に楽しく過ごしたいですね。
では、また。