美容や健康にいい食用オイルってなに?違いは?
今はスーパーやネットにもたくさんの種類の食用オイルが出回っていますよね。
またオイルの種類によって美容や健康効果が期待できることも知っている人は多いはず。
でも実際に使い分けをしている人はまだまだ少ないのが現状。
そこで今回は「健康美に効果的な食用オイルの種類」を実体験をもとに紹介していきますね。
わたしはエステティシャン歴12年。エステサロンでも食用オイルを販売した経験があります。
実際にわたし自身、10年以上食用オイルに気をつけていて、40代でもわりと肌や体が健康なのはこれが1つの要因なのかなって思っているからです。
食を見直して「疲れにくい体になりたい」「肌をキレイに保ちたい」「家族の健康も守りたい」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
健康美に効果的な食用オイル5種類【エステティシャンが紹介】
エステティシャンであるわたしが普段食べているものと今まで食べてきた健康美に効果的なオイルを5種類紹介していきますね。
使う頻度が高い順になっています。
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- アマニ油
- えごま油
- グリーンナッツオイル
1つずつ特徴や効果を解説していきますね。
①オリーブオイル
オリーブオイルはオリーブの実からとれる油。
わが家では毎日の料理に使っている基本のオイルです。
- 脂肪酸:オメガ9
- ビタミンEやポリフェノールなど抗酸化作用が高い
- 便秘解消にも効果が期待できる
オリーブオイルといっても、さらに種類があるので簡単に解説しますね。
●(ピュア)オリーブオイル:精製されたオイルor未精製との混合オイル
特徴:味や匂いにクセがない、酸化しやすい
●エキストラバージンオイル:未精製で品質基準をクリアしたオイル
特徴:味や匂いクセがある、酸化にくい
わたしは酸化しにくいエキストラバージンオイルを使ってます。
正直どっちを使うかは好みになるのかなと。
オリーブ独特の匂いが苦手っていう人もいるので、使いやすいほうを選ぶのがベストです。
②ココナッツオイル
ココナッツオイルも健康美におすすめしたいオイル。※アレルギーがない人のみ
- 脂肪酸:中鎖脂肪酸
- 太りにくい
- 酸化しにくい
- 抗菌作用
- 免疫力を上げる効果が期待できる
わたしはココナッツオイルはコーヒーに入れて飲んでますよ。
料理にも使えるんですが、息子が苦手なようでうちではやめました。
酸化しにくいから揚げ物にもおすすめなんですが、ちょっとコスパが悪いんですよね。
それに20℃以下になると固まってしまうから使いにくい。
とはいえ、香りや風味がいいんです。※わたしの感想
一時期めちゃくちゃハマったのが、バターの代わりに固まった状態のココナッツオイルを食パンに塗るっていう食べ方。
いくら体にいいとはいえ高カロリーなのでやめましたけどね。
スプーン1杯からでもいいので、普段の食生活に取り入れてみるのもおすすめです。
③アマニ油
アマニ油は亜麻という植物の種から採れます。
熱に弱いのでサラダなど生食におすすめですよ。
- 脂肪酸:オメガ3
- 熱に弱い
- 酸化しやすい
- 血流を上げる効果が期待できる
- 女性ホルモン様作用が期待できる
アマニ油は全然クセがなく食べやすいなというのが個人的な感想。
わたしは更年期も意識しはじめているので、女性ホルモン様作用にあやかりたいという思いもあり、スプーン1杯ほどサラダかけて毎日食べてますよ。
実は健康を気にしているアラフィフ夫のためにも使うようにしてます。
④えごま油
えごま油はえごまというシソ科の植物の種から採れます。
アマニ油と同じく熱に弱いため、サラダなど生食がおすすめ。
個人的にはアマニ油の味ほうが好みなのでたまにしか使いませんが、美容や健康効果は期待できるおすすめオイルですよ。
- 脂肪酸:オメガ3
- 熱に弱い
- オメガ3の含有量が多い
- 酸化しやすい
- 独特の風味がある
- 血流促進が期待できる
- アレルギーを抑える効果が期待できる
アマニ油と似てますが、オメガ3のが多いのはえごま油のほうですね。
とはいえ、ちょっとクセがあるので好みになるかと。
アマニ油と比べて使いやすいほうを使ったらいいと思います。
⑤グリーンナッツオイル
聞き慣れないオイルかもしれませんが、個人的にはかなりおすすめのオイルなんです。
別名では「インカインチオイル」「サチャインチオイル」とも。
- 脂肪酸:オメガ3
- 熱に強く酸化しにくい
- オメガ3の含有量は
- ビタミンEがかなり豊富で抗酸化作用がとても高い
- 抗炎症作用が期待できる
グリーンナッツオイルの最大の特徴が、熱に強く酸化しにくいことと、ほかのオイルに比べて成分バランスがいいことです。
香りはキュウリやレタスみたいな水々しい野菜のイメージかなぁ。
サラッとしてるので気をつけないとドバっと使ってしまいそうです。
オメガ3を含むアマニ油もえごま油も生でしか効果を発揮できませんが、グリーンナッツは炒めものに使っても効果は変わりません。
ちなみにわたしがこのオイルをおすすめする理由は、今から十数年前に実際に販売した経験があるから。
当時はまだ食用オイルへの世間の関心は低くて、わたし自身の食用オイルに対する意識の底上げをしてくれたオイルだったんですよね。
なのでいまだに「いいオイルだな。」って。
ただ、1つデメリットがあるとしたら、値段が高めってことです。
200gくらいで2000円くらいするので。
とはいえ、成分バランスがすごくいいオイルなのでサラダ用とかにするといいかもしれませんね。
気になった人はぜひ一度お試しあれ。
食用オイルの種類を選ぶときに気をつけたいこと
食用オイルにはたくさんの種類があって、同じ種類でも価格が大きく違うこと。
それはオイルの「質」に大きく関わっているのかなと。
例えば、エキストラバージンオイル500mlといっても数百円ものから数千円、数万円のものがあります。
じゃあ、どう選ぶか?
これはわたしの考えですが、「毎日の料理で使うため価格重視」「生食用など少量使いのため質重視」など、食のスタイルに合わせたらいいかなと思います。
ちなみにわが家の食用オイルの使い方を紹介すると、
●サラダ…アマニ油orえごま油(1000〜1500円)
●炒めもの・揚げ物…オリーブオイル、ゴマ油(1000円)
●コーヒー、食パン…ココナッツオイル(2000円前後)
子育て中なのでなかなか高価なオイルには手が出せませんが、いろんなオイルを摂ることで栄養価の底上げを狙ってますよ。
でも大事なことは、続けること。
値段も味もストレスなく続けられるオイルを見つけてくださいね。
化粧品を選ぶように食用オイルの種類も選ぼう!
普段なんとなく食べているオイル。
積み重ねるとけっこう体や肌への効果が違うんです。
わたしたちは肌に合わせて化粧品を変えるのに、食用オイルは適当に使ってしまいがち。
わたしは何度も言ってますが、肌や体は食べ物からできているが基本です。
化粧品を変えるように食用オイルを変えれば、あなたの肌や体は5年後、10年後確実に大きな差ができますよ。
そして、あなたの大事な人たちの健康にも。
食用オイルを上手に使い分けて、いつまでも健康的でキレイで過ごしましょう!
では、また。